2017
11.13
115-1

働き方改革によるコンテンツマーケティング業界の変動


昨今、企業の積極的な参画に伴い、コンテンツマーケティングに関わるヒトが急増しています。新たにコンテンツマーケティングを始めた企業を筆頭に、受託業務として案件が増えている広告代理店や制作会社など。コンテンツマーケティングを専門にしていなかった企業も参戦しているケースが増えています。ですが、それよりも大きな変化の波が来ているのが個人事業主として活動しているライターなのです。

世に個人事業主として活動しているライターのジャンルは大きく分けると2つ。
1、メディアの記事を作成するテーマ発信型ライター
2、広告や販促物、カタログなどを作成する企業案件受託型ライター

両者のスキルは大きく異なります。
前者は読者の動向を読む力に長けており、ネタの吸引力を高めるスキルがありますが、一方で制約や依頼主の期待に答える部分が甘いです。後者は、依頼の行間を読み、期待を超える動きをするスキルに長けておりますが、自ら起爆になるネタを展開する要素が弱いです。

コンテンツマーケティングには上記両方のスキルが必要です。
案件が増えていく中でライター不足もあり、現在ライター家業の方々は二つのスキルを両方兼ね備えつつあります。つまり、ライターのパフォーマンス幅が広がっています。また、クラウドソーシングなどの影響もあり、アマチュアライターがプロ案件を受託していくなどの環境も増えており、フリーランスでなくても仕事が出来る時代に。まさにライター業界は群雄割拠。

これ、実はYahooが台頭してきたインターネット黎明期と似ています。当時のライターは「編集ライター」と呼ばれることが多く、主に紙モノの記事を扱っており、取材~原稿書き~クロージングを一人でこなす専門領域でした。ところが、インターネットが市民権を得るやいなや、SEOの補完アプローチとして大量の記事作成、またはアフィリエイトのブログなどが急増し、ライターの人口もその内容も大きく変動していきました。ここでフリーランスという職業が増加しました。平たく言えば、門が広がり、参入障壁が下がっていったのです。

したがって、これからのコンテンツマーケティング市場において意識しなければいけないのは、インターネット黎明期同様、「質の低下を防ぐ」ことにあります。参入障壁が下がり、ライターの質を見極める必要が出ている一方、人不足である環境はこれからも続いていくでしょう。選球眼が試されます。
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