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「始める」より「続ける」ほうが難しい コンテンツマーケティングの現実

多くの企業が取り入れているコンテンツマーケティング、我が社もぜひ・・・ということで、新たにオウンドサイトとSNSのページを作って記事と画像を用意して、なんとか立ち上げに漕ぎ着けたとしても、本当に大変なのはその先です。

コンテンツマーケティングは「ユーザーにとって価値のある情報を入口にして商品・サービスのロイヤリティを上げる」手法であるため、結果が出るまでには時間がかかります。それまで、継続的にコンテンツを作り続けるのには相当な労力を割く必要があり、当然そこにはコストもかかってきます。結果がすぐに売上に反映されるようなものではないので、予算を投入するだけの投資対効果を社内外に説明しにくく、「短期的な販促効果が無い」ということを前提として始めないと、志半ばで断念してしまうことになるのです。実際に、数件の記事を載せただけで更新が止まっているサイトは数多く存在します。

「始める」より「続ける」ほうが大変なコンテンツマーケティングの現実。
そこで今回は、コンテンツマーケティングを続けるために必要な2つの心得を紹介します。

1、ユーザー目線を持つこと
せっかくコンテンツを作っても、ファンが全く増えなかったり「シェア」されなかったりすると、目標とする結果が得られないうえに継続するモチベーションも下がってしまいます。そんなときには「ユーザーの目線」からずれてしまっているからかも知れません。性別や年齢、趣味嗜好などを仮定したユーザー像をペルソナと呼びますが、コンテンツマーケティングを始める段階でこれを設定します。ペルソナが自社のオウンドメディアに流入しやすいコンテンツ作りを目指し、また定期的にこのペルソナがきちんと流入しているかをチェックしましょう。
例えば、コンテンツを掲載しているサイトへの流入キーワードや、流入元となったサイトの情報を調べて「オーガニックコスメ」といった言葉が出てきた場合、20〜30代の女性がメインのユーザーであると予想されます。そこで、発信するコンテンツの内容はF1層の好む「パンケーキ」や「酵素」に関するもので考えれば流入数の増加を図れそうですね。
このように、商品・サービスを起点とするのではなく、ペルソナの興味関心を起点として作っていくことが、コンテンツマーケティングを続けていくために必要な視点なのです。

2、諦めない心を持つこと
ただ、ペルソナを作ってターゲットにピントが合うコンテンツを提供したとしても、やはり成果が出ない最初のうちは、気が滅入る地道な更新作業を重ねても、努力に見合った分「本当に読んでもらえるだろうか?」という不安が募ります。しかし、コンテンツマーケティングはこの流れの繰り返し。
日々に見える小さな進歩の喜びを積み重ねて、いずれ迎える大きな喜びに向かいましょう。

コンテンツマーケティングを断念してしまう要因に、成果に見合うかわからない「ランニングコスト」や「制作リソース」が挙げられます。しかし、ちょっとしたコンテンツでもニーズに合っていれば、必ず求める人はいるはず。諦めない強い心を持って、情報を発信し続けることが大切なのです。