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いまさら聞けない「口コミ拡散の価値ってなに?」

昨今、マーケティングで主流になっている「口コミ」。「●●万人にリーチして、●●回の反復で広告を認知させる」という一方通行のプロモーションの手法が、「口コミ拡散させる」という目的(=プロモーションゴール)になっているケースが増えています。

では、「口コミ拡散のゴール」とはなんでしょうか?情報をシェアさせること?二次的なリーチ?いえ、本当の価値は「シェアされた情報をしっかり読んで認識してもらうこと」です。

アクセス数などの表層的な数字を見るだけではわからない本当の価値を認識することでより本質的なマーケティング活動を行えるようになります。

口コミが最後の一押しになる

購入を悩んでいる人を口コミによって購入してもらうことが可能です。口コミサイトがよく活用される場合、ユーザーにある程度の知識がすでに頭に入っている状態のことが多いのです。散々検討して、「もう買ってもいい。」と思えるのに悩んでしまう……そんなことよくありますよね。ユーザーはその悩みを解決させるために、言うなれば最後の一押しをしてもらうために口コミサイトで情報を検索するのです。

口コミに共感することで、消費者行動が変化する

口コミは内容よりも「誰から」発信されたのかが重視されます。ユーザーが既にファンである「誰か」が、商品に関する口コミを投稿すると、ファンであるユーザーはその口コミを信じ込みやすいです。既にファンがいる誰かをインフルエンサーとよく言います。インフルエンサーのライフスタイルに共感し、憧れを抱いているユーザーはインフルエンサーがInstagramで紹介しているコスメ商品や服を買って、ライフスタイルを真似する傾向があります。このように以前買おうとも検討していなかったものを買わせる行動変化を生むことも、口コミの力なのです。

上記のように、口コミとは量的な側面と同時に質が問われるものなのです。
いかに多くの拡散・シェアがされたとしても、それを発信している人自体に影響力がなかったり、アクションを起こす対象でない人にリーチしても多くの情報が流れるタイムラインの中で、情報のゴミとして流れ去ってしまうのです。

アメリカに行きたい!と思っている人に、箱根の飲食店の話をしても興味は持たないですよね?
もちろん、量的な目標を掲げることはマーケティング活動においてマストなのですが、
それを達成することだけに囚われずに、「本当にこのメディアでこの情報が流れて人が動くのか?」をもう一度確認してみるのも重要です。
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