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コンテンツマーケティング

コンテンツマーケティングでよく見られる課題

コンテンツマーケティングを運用していく中で課題や問題が発生することは良くあることです。今回はイギリスの経済雑誌エコノミスト誌とリサーチ会社Peppercomm社が共同で実施した調査結果を元に、コンテンツマーケティングで起きやすい課題とその原因について取り上げてみます。

・読者目線のコンテンツになっていない

コンテンツマーケティングでは読者が満足するコンテンツを提供することが基本です。ところが、企業が伝えたい情報と読者が満足する(読者が求めていたり読者の役に立つ)情報が一致していないというケースがあります。そして、コンテンツを提供する企業側はその問題を認識しながらも、なかなか改善することができていない事が多いそうです。この原因は作る側と閲覧する側とでコンテンツに対して求めるものが異なるためです。コンテンツを作る側はどうしても「読者に伝えたい情報」を盛り込むことに注力してしまう傾向があり、その情報が読者を満足させる内容かどうかについてまでは気が回っていないのです。

・戦略がなく、組織的に実践できていない

現場の担当者としては読者に有益な情報を提供しようとしてコンテンツを企画するものの、上司がコンテンツマーケティングに関する理解度が低く、結果的に企業側が伝えたいコンテンツを作成してしまい、押し売りに近いようなコンテンツ内容になってしまうという課題です。その原因としてはコンテンツマーケティングを行うための組織体制や環境が整っていないことが多いようです。組織体制や環境を整備されていない状態では明確な戦略を打ち立てることも難しく、コンテンツマーケティングにおける成果や目標値についても曖昧になりがちです。

このような作り手と読み手の立場の違いがコンテンツに表現されてしまうことは頻繁に起き得る事例です。この課題を解決するには、理想と現実の乖離をどのように埋めるかがポイントとなります。例えば、企業側が伝えたい情報と読者が満足する情報をそれぞれ書き出して並べてみて、その折衷案となるコンテンツを模索してみるというのもひとつの手です。

コンテンツマーケティングを運用しているけれど上手く行っていないと感じる場合は、上に挙げたような課題が存在していないか確認してみると良いでしょう。
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