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コンテンツマーケティングとコンテンツSEOを混同すると失敗する!?

「コンテンツマーケティング」と「コンテンツSEO」の違いをご存知でしょうか。

たとえ違いに気づいていても、さまざまなウェブマーケティングの施策を行っていく内に、その違いをついつい忘れてしまうこともあるでしょう。しかし、コンテンツマーケティングとコンテンツSEOを混同することは、時として大きな失敗を引き起こす原因ともなりますので注意が必要です。

コンテンツマーケティングとコンテンツSEOの定義

それぞれの目的を簡単に整理すると、コンテンツマーケティングは「ユーザーに役立つコンテンツを適切なタイミングで提供することにより、ユーザーと中長期的に良好な関係を築くこと」であり、コンテンツSEOは「良質のコンテンツを提供することにより、SEOを改善し自社サイトへの流入を増やすこと」です。このように整理にするとその違いは明確で混同する事はないかのように見えますが、実務レベルでは気づかない内に両者の考え方が入り混じってしまうことが多いようです。

ターゲットの違い

コンテンツSEOとコンテンツマーケティングの違いは、言葉の定義だけではありません。コンテンツSEOでは、キーワード検索を行うような自らのニーズをすでに自覚している見込客を主なターゲットとします。一方でコンテンツマーケティングでは、まだ自らのニーズを自覚していない潜在的な見込客から既存顧客まで幅広い層をターゲットとします。このようにコンテンツSEOとコンテンツマーケティングでは、対象とするターゲットが異なるケースが多いのです。

目的やターゲットの混同は失敗へとつながる

コンテンツマーケティングはコンテンツSEOを内包する概念です。従って、コンテンツマーケティングの一環としてコンテンツSEOを行うことは必ずしも間違いではありません。

しかし、コンテンツマーケティングでは潜在的な見込客から既存顧客までのどの層に、どのタイミングで、どのようなコンテンツを提供していけば良いのかをプランニングし実行していく必要があるので、コンテンツSEOとは効果が表れるタイミングが異なりやすいということを認識しておく必要があります。

これを忘れてしまうと、例えば両者の効果測定に同じKPIを採用している場合、コンテンツマーケティングをやっているのにコンテンツSEOの効果が表れないといったような勘違いを起こしやすくなります。逆も同じで、コンテンツSEOに注力するとコンテンツマーケティングの目的が達成されるのかというと、必ずしもそうではないのです。

コンテンツマーケティングもコンテンツSEOもどうも上手く行っていないと感じる場合は、目的とターゲットの違いを整理したうえで、それぞれの施策ごとにどのようなコンテンツを作成していくべきなのかをいちど検討してみると良いでしょう。