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デマニュースを見抜けるか?Googleの「Fact Check」

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ネット上に拡散され氾濫する「デマニュース(フェイクニュース)」は、とても大きな問題です。嘘かもしれない情報だとして、どうやって真偽を判断したらよいのでしょうか。そのデマニュース対策として、Googleは「Fact Check(ファクトチェック)」を導入しました。

■Fact Check(ファクトチェック)とは?

その情報の真偽を判断して、「True(正しい)」「False(偽である)」などのラベルが表示されます。その真偽を判断しているのは、日本報道検証機構のGoHoo(ゴフー)を含む世界115の機関です。ラベルの例「Fact check by (判断した機関):Mostry True(ほぼ正しい)」つまり、判断した機関により複数の違った結果が表示されることも考えられますし、正確ではない場合もあるでしょう。しかし、どの機関がどのような判断をしたのかが見えることにより、真偽を判断する材料にはできます。

■何が起こるのか?

まだ日本では情報が少ないため、以下は推察です。
ファクトチェックを受けるかどうかの判断をするのは、今のところ記事を書いた側のようです。デマニュースを書いている側が、あえてファクトチェックを受けるという判断はしないでしょう。ということは逆に、ファクトチェックの「True」ラベルが付いている記事なら信用できるという認識が広まり定着する可能性も考えられます。また、ファクトチェックを受けている記事は信憑性が高いと判断され、検索結果でも優先されて上位表示されるということも十分に考えられます。フェイクニュースが利益目的のために拡散されやすいFacebookでは、ユーザーから報告された記事の信憑性を協力機関が評価するという機能がすでに導入されています。フェイクニュースと判断された投稿は、シェアしようとすると「問題あり」と表示されたり、ニュースフィードでの表示回数を減らされたり、広告にすることを禁止されたりします。各サービスのデマニュース対策はまだ始まったばかり。今後の動向に注目です。
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