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モバイル検索の20%は音声検索?どうコンテンツを最適化すべき?

スマートフォンが普及し、「モバイルファースト」という基準が作られ、今では多くの企業がWebサイトのスマホ対策やモバイル検索を踏まえたUI設計を行っています。実はこのモバイル検索、近年、ある変化が起こっています。それが「音声検索の増加」です。

モバイル検索の20%以上は音声検索

実はモバイル検索は、年々増加傾向にあることを知っていますか?グーグルのCEO、スンダ−・ピチャイ氏がGoogleのI/Oの基調講演で、音声検索の現状について「グーグルの(モバイル検索)のクエリの20%が、今や音声検索だ」と発表しています。

2年以上前と少し古いデータになりますが、Googleがアメリカの1400人を対象に行った音声検索の活用シーンの調査では、13~18歳の若者の半数以上が音声検索を每日使っており、成人以上でも每日利用の割合が41%とかなり高いデータが調査結果で明らかになっています。
参照(Google公式ブログhttps://googleblog.blogspot.jp/2014/10/omg-mobile-voice-survey-reveals-teens.html

まだ日本では「音声検索」はそこまで浸透していませんが、今後、IoT(モノインターネット)やスマートデバイス、ウェアラブルデバイスなどが普及すれば、音声検索が日常的になるのは想像に難くありません。

音声検索はSEOにどのような影響をもたらすか?

今は、SEOやSNSなどを主軸としたコンテンツマーケティングがWebマーケティングでは主流になっています。しかし、音声検索が普及すれば、様々な面で影響が出るでしょう。一体どのような影響をもたらすのでしょうか。主だった影響が以下になります。

・ユーザーの行動パターンを把握しにくくなる
入力による検索では、ある程度検索ワードを想定することが可能でした。しかし、音声検索では、ユーザーの検索ワードが多様化、複数ワードによる検索が増加し、ユーザーの多様な行動に対応・把握しにくくなることが予想されます。

・「上位表示」という概念がなくなる可能性がある
上位表示させて露出を増やすことが、今まで有効なマーケティングの考え方でした。しかし、音声検索という検索手法が普及することにより、ダイレクトにコンテンツにたどり着くユーザーが増え、決して上位表示しているものが良質で有益なものとは判断できなくなる、つまり上位表示という概念がなくなる可能性があります。

「音声検索」にはどう対応すれば良い?

では、音声検索にはどう対応すればよいのでしょうか?それは、以下の2つになります。

・明確なアンサーを提示するWebコンテンツにする
音声検索の場合、ほとんどのユーザーがAI(例えばSiriなど)に質問をします。この質問に対し、明確に答えを提示しているコンテンツを用意することで、ユーザーに見つけてもらえる可能性が高まります。

・スモールワールドで勝負する
ビッグワードなどは、知名度のあるコンテンツが優先表示されることは避けられません。上位表示で逆転させることも現状では厳しいでしょう。そのため、競合がいないより狭い分野で勝負をするのが得策です。