2017
01.12
1031

Facebookのリアクションボタンを使いこなす


Facebookのリアクションボタンの導入によって、「いいね!」だけではなく、愛情・喜び・驚き・悲しみ・怒りといった感情が表せるようになりました。広告技術の観点からは、Facebookは人の感情分析により力を入れるようになったと考えられます。つまり、ユーザーはその感情に従って、見たいときに見たい広告のみを目にするようになるのです。

リアクションボタンの活用方法としては、まず、リアクションボタンの反応を使って、より精度の高いターゲティング手法が考案されるでしょう。ユーザーの気分や好みが分析できるので、その瞬間のユーザーにとって最適な広告をランキング付けするアルゴリズムが開発されていると考えられます。広告主にとっては「怒りを覚えているユーザーには、この画像を使った広告を表示する」といった出稿方法が提供される可能性があります。

広告だけではなく、Facebookのニュースフィードの最適化にもリアクションボタンが活用されていくでしょう。笑顔のリアクションボタンを多く使っている人は、面白いコンテンツに強い興味を示していることになるため、ユーモアのある記事やコメディ系の動画などが優先的にニュースフィードに表示されるようになるかもしれません。

Facebookを利用している企業は、ユーザーのリアクションボタンに気を配る必要があります。少なくとも、最もリアクションを集めた投稿は、総じてポジティブなリアクションでなければなりません。愛情や驚きを示すリアクションを獲得した投稿は、ユーザーにとって好意的な評価を受けている証拠となるため、Facebookも高い評価を与えるでしょう。

リアクションボタンの進化はこれからも続いていくと思われます。Facebookは、動画が好意的なリアクションを受け取りやすく、文章はリアクションが使われない、といった傾向を分析していきます。これからも、より幅広いリアクションが受け取れて、ユーザーの感情をより正確に判断できるような機能改善が進められていきます。どのようなコンテンツがどのようなリアクションをもたらし、どのような割合でコンテンツを提示するべきかという知見がFacebookに蓄積され、最適化が続けられていくのです。
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参考資料(https://www.searchenginejournal.com/12-ways-facebook-can-utilize-emotional-data-reactions/163463/)著者:Takayuki Sato