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Facebook広告完全ガイド2016

Facebookが抱える全世界15.9億人のアクティブ・ユーザーは、あらゆるマーケティング担当者にとって魅力的な存在です。Facebookではフィードの中に、他のユーザーからの投稿と企業からの広告が混在して表示されるため、ユーザー体験を邪魔しないのが強みとなっています。広告メディアとしてFacebookが優れている点として、広告配信対象の絞り込み、価格競争力、広告を受け入れやすいユーザー層、多くの広告オプションなどが挙げられます。企業から見てもユーザーから見ても、Facebookは適切に情報交換を行う場として機能しているのです。

Facebookは最新機能「キャンバス」を導入しました。キャンバスはモバイル向けの全画面広告であり、モバイルアプリの中でリンクをクリックすると、画像・テキスト・動画・CTA(Call to Action)ボタンなどが画面いっぱいに広がります。通常のモバイルサイトよりも10倍速く読み込まれ、ユーザーの興味を一気に惹きつける効果があります。平均で31秒間、長い広告で70秒の閲覧時間を記録している程、高い広告効果が得られています。

Facebookユーザーは毎日、合計80億回もの動画を閲覧し、その数は昨年の2倍に上ります。Facebookにおけるネイティブ動画はユーザーからも評価され、また、Facebookの広告収入にも大きく貢献しているため、今後の成長が見込まれています。同時に、動画関連の機能追加が続いています。Facebookでは音声を除いた動画の自動再生がなされますが、音がなければ理解できない動画も多く存在します。そこで、Facebookは動画への自動字幕付加機能を導入し始めました。また、静止画像についても、複数の画像を効率的に表示できるよう、カルーセル機能が用いられています。見栄えが良く分かりやすいカルーセル画像は、高い広告効果を上げています。

リード獲得広告が2015年に導入され、効果的な見込み顧客の誘導に力を発揮しています。資料請求や購読、問い合わせなどの登録作業をユーザーが簡単に行えるようにする機能で、ユーザーの利便性を高めると共に、広告主の成長にも大きく貢献します。より少ない予算で、より多くの見込み顧客を集めることができるのです。

2016年時点のFacebookには様々な広告オプションが存在しますが、広告を出稿すれば誰でも成功が保証されているわけではありません。膨大なユーザー群の中から、適切なユーザー層を選択しなければ、投資に見合った効果が得られません。激しく競争し合う企業の中にあって、ユーザーからの注目を集めるには、創造性を発揮して出稿戦略を工夫し、成功するまで試行錯誤を繰り返す必要があります。
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著者:Takayuki Sato
参考資料
https://searchenginewatch.com/2016/03/02/a-comprehensive-guide-to-advertising-on-facebook/