2015
02.18
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GAにユーザーの定着率を分析するコホート分析が登場


先日、Googleアナリティクスに「コホート分析」という機能が登場しました。最初は一部のプロパティに向けて公開されていたようですが、今では多くのプロパティに反映されつつあるようですので、今回はこの機能についてご紹介したいと思います。

コホート分析の「コホート」とは特定の条件でグループ分けしたユーザー群のことで、「コホート分析」とは特定のユーザー群における行動の変化を分析する機能のことです。

海外のスタートアップでは改善サイクルを早めるリーンスタートアップの分析手段として利用されており、「KISSmetrics」や「Mixpanel」などの分析ツールが提供していることで知らていますが、Googleアナリティクスもようやく類似の機能を導入してきました。

■どのように見るのか?
コホート分析の画面では色の濃淡で数値の高低を表します。以下の図は色が濃いほどユーザーの定着率が高いことを示しており、1/24に来訪したユーザーが29人存在し、そのうち翌日に再訪問したユーザーが6.9%、2日後に再訪問したユーザーが3.45%であることを表しています。
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日別のデータで並べると日ごとのユーザー定着率を把握することができます。
(縦軸が日付、横軸が初回訪問から再訪問までに要した期間)
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■どのように分析するのか?
現在は以下の条件によってデータを集計することができます。
・コホートの種類(ユーザーを獲得した日)
・コホートのサイズ(日別、週別、月別)
・指標(ユーザー定着率、セッション数など多数)
・期間(過去7日、14日、21日、30日)

コホートの種類は現在1つしかありませんので、「サイトに初回訪問したユーザー」の定着率や再訪問後の行動にどのような違いがあるのか?を分析することができます。例えば定着率であれば、「サイトリニューアル前後のユーザー定着率の変化」「キャンペーンごとの定着率の違い」といったような分析を行うことが可能です。

さらに初回訪問したユーザーをセグメントすることもできますので、「PC、モバイル、タブレットユーザーごとの定着率の違い」「チャネル別のユーザーの定着率の違い」といったことも分析できますし、ユーザー属性のデータを取得している場合は「年齢、性別、言語別によるユーザーの定着率の違い」なども分析することができます。

では、こうしたコホート(特定のユーザー群)による行動の変化や違いを明らかにすることで、どのようなメリットがあるのでしょうか。例えばコンテンツマーケティングの視点で見ると、コンテンツを改善するための材料として活用できることが挙げられます。

ユーザーの定着率や行動から、現在配信しているコンテンツが適切なのかを検証したり、適切でない場合はどのようなユーザー群に対してどのようなコンテンツをどのような手段で提供すれば、より再訪問やコンバージョンに繋がりやすくなるのかを検討するために役立てることができます。

コホート分析のデータはダウンロードしたり日付を選択して期間指定することができないので、使い勝手が良いとは言えない状態ですが、まだベータ版ということもあり今後改善されていく可能性がありますので、今のうちから利用して自社サイトの傾向や使い方に慣れておくと良いのではないでしょうか。

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