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【記事制作のコツ講座】 対談コンテンツの作り方

コンテンツマーケティングの記事制作において、対談コンテンツを作る機会もあるでしょう。そんな対談コンテンツは、通常のインタビューとは少し毛色が異なります。今回は対談コンテンツの作り方のコツをご紹介します。

■対談コンテンツはラリーではないことを意識しよう

通常のインタビューは、1対1のため、Q&A方式で基本的には進行されます。ところが、対談コンテンツは対談者同士が存在しつつも、そこに「進行役」が形は違えど、必ず存在するのです。例えば、自社の社長と著名クリエイターの対談を想像してみてください。「社長、好きに質問してみてください」というわけにはいかないですよね?たとえインタビュアーがそこにいなくとも、対談のセッティングとアウトプットを想定しているシナリオライターは必ず存在し、対談の方向性をハンドリングしています。つまり、社長が質問をかけたとしても、その質問は別の誰かのシナリオの中で動いており、社長の意図ではなく、その対談には少なくとも3人の意思が存在することになるのです。このあたりの表現を調整していかないと、雰囲気の異なる原稿が作られる可能性が出てきます。

平たく言えば、「一つの質問に対して、回答が1人、そして1つであるとは言えない」それが対談コンテンツの面白さでもあるのです。

■ときには、ライティングでまとめることも必要

基本的には、進行役のモデレーターが対談の意見をまとめたり、文脈を作成したりするのですが、場合によりその場でうまく前後の文脈が続かなくなることがあります。その場合は、編集側のリライトが発生します。(いわばテレビ収録の編集。前後の必要ないノイズパーツをそぎ落とし、場合によっては時間軸もいじって文脈を整える作業)

その時に基にするのは、音声録音の記録です。対談コンテンツ作成時には必ず音声録音をマスターとして用意しましょう。編集は、発信者の意図や想いを間違って汲まぬよう、細かなケアが必要です。一度術すべてを書き出した後に、活字でパズルすると間違いのない文脈を作ることが出来ます。
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