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コンテンツマーケティング

コンテンツマーケティングの最新トレンド

コンテンツマーケティングは日々進化しています。
アメリカの調査によると、企業がターゲットユーザーにリーチするために行ったマーケティング手法の数は、2010年の時点では平均で8つだったものが、2012年には12まで増え、
2014年はさらに多様化していると言われています。
その中でも最も活用されているのは「ソーシャルメディア」で、「ウェブサイトの記事」「メルマガ」「ブログ」と続きます。コンテンツマーケティングで重要な要素としてよく挙げられる「ブログ」が「メルマガ」に及ばないのは少し意外ですね。

コンテンツの内容で一番多いのは「業界のトレンド」、2位が「経営層による考察」で3位が「自社の特徴」に関するものです。日本でも社長ブログや自社に関するコンテンツは良く見かけますので、日本とアメリカで大きな差はないように感じます。コンテンツのソースを見るとオリジナルの記事を書いているのは約6割で、残りはキューレーションなどの再使用によるものです。必ずしもコンテンツのすべてをゼロから作り上げる必要はなく、労力を減らせるため著作権を侵害しない範囲でのコンテンツの再使用は有効な手段と考えられているようです。

その他の傾向としては、昨年米YahooがABCテレビの人気キャスターであるカティー・クーリック氏を採用して以来、アメリカではジャーナリズムや情報デザインなどの専門家がコンテンツキャンペーンに一役買うケースが増えてきています。またコンテンツマーケティングの投資収益率が高いことが認められて、コンテンツディレクターに今まで以上に投資をする経営者や投資家が増えています。その投資収益率を計測するSaaSやソフトウェアも複数登場しているようで、今後日本でも同じような動きが出てくる可能性があります。

同様にSaaSやソフトウェアを使ってコンテンツマーケティングのプロセスを自動化する動きも進んでいます。アメリカの成功しているマーケターの8割近くが、前年より多くのコンテンツを作り出しているという調査結果もありますので、自動化の需要はますます高まっていくものと予測されます。

そして何より注目したいのが、アメリカでは大企業がユーザーの作成したコンテンツを共有する事例が出始めていることです。ユーザーにとっては自ら配信したコンテンツが大企業に取り上げられたら、それに対して反応したくなることが多いでしょう。そしてソーシャルメディアでは反応することで情報が拡散していきます。こうしたインタラクティブなコンテンツは企業にとってユーザーと繋がることのできる絶好のチャンスですから、今後十分に開発・活用を検討すべき分野と考えられます。