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モバイルユーザー狙いには欠かせない!スマホバイオリズムとは?

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スマホバイオリズムという言葉をご存知でしょうか。スマホバイオリズムとは、スマホユーザーの1日内のスマホ行動実態を観測したもの、という意味です。私たちは生活リズムに合わせた隙間時間でスマートフォンを利用することが多いため、スマートフォンの利用時間も生活リズムに即しているのです。

スマートフォンの起動ピーク時間は昼の12時と夜の18時です。これは、人の休憩時間を示しています。昼の12時は昼休み、夜の18時は学校や仕事が一旦落ち着き、スマートフォンをゆっくり操作できるのです。アプリが浸透する以前は、お昼休みに何をしていたでしょうか? 人がアプリで自分の余暇時間を過ごすことに慣れて以後、興味のあるアプリ操作に時間をあてることが人の優先順位の上位になりました。

起動ピーク時間から言えることですが、
人はスマートフォンを操作する時間をわざわざ作っているのではなく、
もともと何もしていなかった時間をアプリを使う時間にあてているということがわかります。
そのため、もしも人の行動リズムが変われば、アプリ起動時間も変わるでしょう。
企業目線で考えると、
「アプリ利用者が少ない時間帯にアプリ利用者数を多くすることは非常に難しい」ということです。
なぜなら、人は行動リズムに即してアプリを起動するため、アプリから時間ごとに提供されるサービス内容によって起動時間を変更しないためです。

※この概念を壊したのが「ポケモンGO」なのですが、こちらの考察はまた今度。。。

また、時間帯によって使用されるアプリも異なります。昼時間(12:00)の場合、ニュースアプリの使用頻度が1番高いです。一方、夜時間(18:00)の場合、動画共有のアプリ使用頻度が1番高いです。昼時間の場合は、休み時間を十分に使っても1時間未満しか休憩時間をとることができません。しかし夜時間では、学業・仕事がひと段落しているため、使える時間が多いのでしょう。

アプリ提供側は、プッシュ通知などによって起動率を上げようとトライしています。気にする部分として、起動時間やプッシュ文面、プッシュタップ後のUXを気にしながらトライしていることでしょう。
ですが、本当に意識すべきなのは、ご紹介したスマホバイオリズムです。
どんな年代のユーザーが、どんな時間に何を終わらせて、どんなタイミングに隙間時間が生じるのはストーリーを練ってからトライしてみてはいかがでしょうか? 複数個のペルソナを作りながら、トライしていくことで、眠っているユーザーを揺り動かすことができるかもしれません。

参考資料(https://www.marketingtechblog.com/what-is-growth-hacking/)著者:Takayuki Sato