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人の役に立つものには、人が集まる!機能に優れたコンテンツ 3選

通常であれば、何かしら企業の商品・サービスを訴求するところから作られる広告コンテンツ。でもその中には、ユーザー自身が必要性を感じてアクセスしたくなるようなものがあります。特に今回ご紹介するような「機能」を持ったコンテンツは、見込みユーザーとの接触回数が格段に増える可能性を秘めています。

①サンスター「ガムプレイ」 
https://www.gumplay.jp/

子供たちになかなか、自発的にやらせるのが難しい習慣。それが「歯みがき」です。昔から、可愛らしいキャラクターつきの歯ブラシや甘い歯みがき粉が登場して、子供の気を惹こうとしてきましたが、そもそも「歯みがき嫌い」な子供が多かったりします。
しかし、そんな子供も簡単に「歯みがき好き」になるようなコンテンツが登場しました。それはサンスターによって、歯みがきを「やらなくちゃ」から「やりたい」へ、という謳い文句で開発されたアプリ・ガムプレイです。
ガムプレイは歯ブラシにつける3次元加速度センサーと連動させて楽しむことができます。例えば、歯をみがくと口内のモンスターを倒して遊べるゲーム、マウスモンスター。実際の口内菌をモデルにしたモンスターたちが登場し、ゲームで遊ぶようなイメージで楽しく歯みがきすることができます。
また、歯みがきの巧さを採点するアプリもあり、これは大人が日頃の歯みがきをチェックできる機能を持っています。ガムプレイは、子供から大人まで楽しめる、新しい体験コンテンツなのです。この体験は、サンスターのイメージアップに寄与したり、アプリに誘導されてサンスターの歯みがき製品の購入に結びつくのです。

②ロッテ カフカ「泣きやみ動画」 
http://lotte-cafca.jp/movie/

ロッテのカフカは、ふかふかな食感とミルクの味わいを売りにして「かめばかむほど うまミルク」のコンセプトで販売されている、子供向けのお菓子。そんなカフカが作った動画コンテンツが、現在YouTubeで1200万回以上も再生されています。
この動画の持っている機能は「子供が泣きやむ」というもの。
カフカのターゲットは子供ですが、それを買うのはお母さんやお父さん。彼らにとって非常に魅力的な機能になっています。日本音響研究所の鈴木松美博士監修で科学的に作曲された子供向けの歌に合わせ、カフカのキャラクターがNHKの教育番組のようなトーンで登場します。スマホなどで子供にこの動画を見せると、食い入るように見続け、結果的になかなか泣き止まない子供も気をとられて泣き止んでしまうのです。
そして、オリジナル曲の歌詞には何度も「カフカ」が登場するため、「泣きやみ動画」を利用している親子にはそのキーワードが刷り込まれます。売り場でカフカのパッケージを見た子供は「カフカだ!」と盛り上がってしまうに違いありません。

③料理ユーチューバー「妄想グルメ」
https://www.youtube.com/channel/UC2zXd5Kq9Hu-_bwO1H7CD0g

自営業で親子5人暮らしのYouTuber、伊藤元亮さん。彼のYouTubeチャンネル「妄想グルメ」には、妻が子供に作るキャラ弁やお菓子など日常的な料理の光景がアップされ続けているのですが、各動画には100万回以上のPVがつき、なんと1本で1億回再生された「なんちゃってアイス」などの動画もあります。
この動画の機能は「誰でも真似できる面白料理」です。動画には日本語の音声説明を一切入れず、これまで見たことのないようなオリジナル料理の手順だけをわかりやすく映像にしています。いまや全世界からアクセスがあり、コメント欄のほとんどは外国人で埋まっている人気チャンネルです。
サンスターやロッテのように企業発信のコンテンツではありませんが、もしこれらの料理を調理している器具や調味料や食器のメーカー、あるいは料理学校などのコンテンツマーケティングだったとすれば、きっと商品・サービスの売上げも上がっていたことでしょう。