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企業がInstagramへ投稿する際に気をつけたい3つのこと

日本で数年前にはあまり利用されているイメージのなかった Instagramがいま存在感を示しています。

7月に発表されたMMD研究所の調査によると、Instagramの利用率は7.8%から14.4%とほぼ倍増しており、 ポイント増分で見るとLINEを超えてSNSの中では最大の上昇幅となっています。

また、ソーシャルメディアマーケティングラボの調査で利用者の傾向を見ると、Instagramの利用期間は半年以内のユーザーが多いのですが、ログイン頻度は毎日のユーザーが最多となっていますので、利用をはじめて瞬間的にファン化したものと推測されます。さらにICT総研の調査では全SNSの中で「最も高い満足度」を獲得しています。

国内の利用者は600万人程度でFacebookやTwitterほど多くはありませんが、利用者の伸び率やサービス満足度の高さから考えると、Instagramはソーシャルメディアマーケティングを行う上で決して無視できない存在と言えるでしょう。

では、Instagramはどのようにマーケティングに活用すれば良いのでしょうか。FacebookやLINEなど他のSNSとは異なる部分に注意しながら、以下のポイントを抑えて活用の方法を考えてみてください。

1、「シェア」を気にせず、一枚絵の勝負
Instagramには、そもそもシェアする機能がありません。いいね(ハート)とコメントのみ。そのためInstagram内では「バズる」という現象が発生しません。そこで、他の人に広めるというよりは、投稿する写真単体が素晴らしいかどうかでユーザーとの関係性が変わります。広く拡散するというよりは、「いかにファンが素敵だと思う写真を投稿するか」ということを中心にコンテンツを考えましょう。

2、写真のコメントは、「添えもの」程度
Instagramの投稿の文字は、他のSNSと比べて存在感が薄いものです。利用したことがある方はお分かりいただける感覚かと思いますが、コメントの文字をほとんど見ず、写真に目がいくようなサービス構成になっているかと思います。つまり、Instagram内では「説明」というものがスルーされやすいということです。マーケティングに必要なメッセージを伝えたい場合は、言いたいことをぐっと絞って、一枚の写真におさめて投稿する必要があります。

3、他SNSとの「組み合わせ」で考える
Instagram単体でアカウントの認知を高めるのは難しいかもしれません。シェアする機能がないため、フォローしているユーザーから漏れ伝わるか、人気の投稿から遡るしか方法がありません(これもTwitterやFacebookに比べると圧倒的に導線が弱いです)。そこで、Instagramを他のSNSと組み合わせて活用することをおすすめします。すでに運用しているTwitterやFacebookへInstagramから投稿することで、既存のファンがInstagramアカウントの存在に気付き、コンテンツを見てくれる可能性が高まります。

まだまだ、確たる成功方法が見つかっていない印象のInstagramマーケティングではありますが、写真・コメントの特性や、他のSNSと組み合わせてうまく活用することで、新たな顧客を生み出すことができるかもしれません。
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