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企業イベントを、熱狂に包まれるエンターテイメントにする方法

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企業の商品やサービスを紹介したり、ただ紹介するだけの真面目な企業イベントは、確実に消費者に利点をアピールすることができます。でも、ありきたりすぎて、少し退屈だと思いませんか?
そこで2013年に登場したのが「カラーラン」。スニーカーブランドのニューバランスがスポンサーとなり、楽しみながら走るランニングイベントを開催し、成功におさめました。今回はこのように熱狂的で、より消費者の印象に残る、エンターテインメントな企業イベントの例を紹介します。

1『泡パーティー』
地中海に浮かぶイビサ島で有名な泡パーティが、2012年に日本に上陸しました。ダンスクラブ内で泡を放出し、泡まみれになりながら踊り狂うというイベントですが、上陸当初は300人のキャパシティに対して参加希望者が3000人も集まるほどの人気ぶり。現在は東京のみならず、地方での開催も行い、その都度現地のスポンサーを募っています。また、昨年夏には東西で「カラーラン」ならぬ「バブルラン」を実施し、こちらも大盛況。2016年も全国各地で開催予定で、JTBやDHC、楽天などがスポンサーとして参画しています。

2『スライド・ザ・シティ』
2014年にアメリカで注目を集めた『スライド・ザ・シティ』。翌年2015年に、日本にも上陸してきました。そもそも『スライド・ザ・シティ』とは、巨大なウォータースライダーを道路に設置し、開放感のある水遊びを楽しめるイベント。泡パーティー同様、開催前から話題となり、1万枚の体験チケットがたった数日で売り切れました。このイベントとコラボしたのが、コカ・コーラから出る「スプライト」。スプライトのツイッターアカウントをフォローし、ツイートをリツイートすれば、売り切れたチケットを25組50名にプレゼントするというキャンペーンを行いました。また、イベント当日、スプライト2本を購入して会場へ行けば、チケットが当たる抽選会に参加できるなど、購買行動も促すことに成功しています。スプライトと『スライド・ザ・シティ』がコラボしたきっかけは、ウォータースライダーを滑ったときと、スプライトを飲んだときの爽快感の親和性。そのため、キャンペーンに当選した人のスライドの様子は、実際にCMとして使用され、テレビで放映されました。

3『実写版ウォーリーを探せ』
毎年9月、世界中で愛されている絵本「ウォーリーを探せ」の作者の誕生日を祝うため、数百人のウォーリーファンが赤白ボーダーの衣装を身に纏い、街中を歩くフラッシュモブイベントが開催されています。初回、渋谷にあらわれた大勢のウォーリーに、道行く人が写真を撮影し、瞬く間にネットで拡散される事態となりました。2015年の開催では、HPやFacebookなどで参加者を募ったところ、予想以上のスピードで希望者が集まりました。都内を中心に行われているイベントですが、集団でウォーリーの格好をして移動する姿のインパクトから、福岡で開催のイベントのプロモーションにも起用されました。

このように、参加者が「ここでしか体験できない」「いましか参加できない」ような、最高に楽しめるイベントを用意した上で、「スプライト」のように上手く商品やサービスとマッチングさせると、イベントとしてもプロモーションとしても大成功の結果を掴むことができます。