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Instagram動画の長さが延長される影響

Instagramは通常15秒間だった動画の長さを60秒まで制限を延ばす計画を発表しました。「動画を作り、視聴する方法を、楽しく柔軟で創造的なものにするため」とInstagramは変更の理由を語っています。この動きは、いくつかの統計が示しているように、動画が好きなユーザーに対して有効ですが、企業や広告主にとっても意味のある変更なのです。

Instagramにおける動画視聴時間はここ6か月間で、40%以上も増加しました。人々を惹きつけるような、より長く、より多様な動画が視聴時間の増加に貢献しつつあるのです。ユーザーの利用率の低下が見られるInstagramにとって、今まさに必要な打開策と言えるでしょう。加えて、iOSユーザーは、以前使えていた、撮影した数枚の画像から動画を作成する機能を、再度使えるようになりました。動画時間の延長と合わせて、2016年中に、全てのユーザーにこれらの機能が提供されるようになるでしょう。

Instagramはプラットフォーム上の流行に変化をもたらしています。これは、マーケティング上の機会にどうつながるのでしょうか。まず、第一に、動画の長さが延長されれば、より長いストーリーを展開できる、より長い時間を製品紹介に使える、より多くライブ・イベントの内容を紹介できる、といった利点が考えられます。特に、広告として動画を投稿する際には、15秒だったときに比べて、60秒間になった動画によって、充実した情報が提供できるようになるでしょう。Instagramは広告における動画時間について明確に方針を示していませんが、広告も同様に60秒間になると考えるのが自然な流れです。

60秒間の動画を作成するにあたって、単に長い動画を作ればよいというものではなく、マーケティング戦略をよく見直す必要があります。本当に動画の時間を60秒に延ばせば、ユーザーはより多くの反応を示してくれるのでしょうか?もしかすると、45秒が最適な長さなのかもしれません。Instagramの新戦略はユーザーに関する新たな知見を企業にもたらし、さらに、ユーザーへ新しい体験をもたらすでしょう。
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参考資料
https://www.searchenginejournal.com/instagram-videos/160742/
著者:Takayuki Sato