「Facebookグループ」に予約投稿、アナリティクス機能など新機能が追加
Facebookは、2017年6月22日にメイン機能の一つである「Facebookグループ」にアナリティクスや予約投稿ができる新たな機能を追加したと発表しました。これにより、管理者はより多くのプロモーションやビジネスの施策をグループ内で行えるようになります。この機能追加により、今後、マーケティングやプロモーションで、どのような活用ができるでしょうか?
グループインサイトや予約投稿、グループ間のリンク等の新機能が追加
今回、様々な機能が追加されました。その中でも特筆すべきなのが、「グループインサイト」と呼ばれるアナリティクス機能、予約投稿、グループ間のリンク機能です。Facebookページには、同様の機能があり、多くの企業がプロモーションを行っています。しかし、Facebookページの難点は、事業者主体の情報発信がメインになってしまい、ユーザーが発言できる場を作りにくいところにあります。
その点Facebookグループであれば、ステータスを「秘密のグループ」など「完全なクローズド」にすることもでき、ユーザーとインタラクティブなコミュニケーションをとれる場作りをすることが可能です。今回、これらの機能が追加されたことで、飛躍的に利便性は向上しました。プロモーションの一つの手段として活用する企業は増えるでしょう。
マーケティングトレンドは、マス打ちから個客セグメント思考へ
現在、マーケティングトレンドは、マスに向けた大量広告から、閉鎖的でセグメントされた小さなグループをターゲットとしたものへと変化しつつあります。Facebookは、この新機能を発表した同じ日に新しいミッションステートメントを発表しています。それが「人々にコミュニティを構築する力を提供し、世界中の結束を強める」というものです。オンラインサロンやLINE@など、コミュニティを形成できるプラットフォームが誕生しているように、このFacebookグループもその潮流を踏まえたものになっています。
マスから個客(=特定の個人)に照準を合わせたマーケティングに変わりつつある今、SNSの代表格であるFacebookは、新しいミッションステートメントを宣言し、この先マーケティングトレンドにどのような変化をもたらすのか。今後も目が離せません。