「バイラル」コンテンツの取り扱い説明書
世の中の「バイラル」は、そのほとんどが偶発的に生み出されています。
つまり、企業がマーケティングの一環として作ってきた「バイラル」コンテンツのほとんどは「バイラル風」の広告に分類されるのです。
ネットに投げ込んだ情報が、お金や手をかけずともユーザーの手によって勝手に世の中に広まってゆく夢のような「バイラル」コンテンツ。いまでは猫も杓子もWEBコンテンツの「バイラル化」を唱えてやまない時代になっていますが、よくよく考えてみると企業が発信したコンテンツで「バイラル」している例はどれほどあるのでしょうか?
実は、「バイラル」コンテンツは、そのほとんどが偶発的に生み出されています。
世の中で流行っている「バイラル」コンテンツは、一般のユーザーが制作者だったり、企業が意図せず偶然作り上げたコンテンツ。従って、企業が最初からマーケティングの一環として「バイラル」コンテンツを狙ったもののほとんどは 「バイラル風」の広告に分類されます。
<「バイラル風」の広告>
・ドコモ「3秒クッキング」
・サントリー「マジックローラ」
・ナイキ「The Last Game」
バイラルの指標となるTwitter等のSNSやYouTubeのPVやクチコミは、広告の投下量に比例します。 これまで話題になった代表的な「バイラル(風)」コンテンツは大体、 その話題に見合っただけの広告を掲載しています。コンテンツマーケティングを行ううえで、最初から「バイラルだけで情報を広める」という目標を立てるのは、無謀なチャレンジなのです。 コンテンツ自体のバイラル性(話題性)と、コンテンツを認知させるメディアが揃って、 やっと「バイラル(風)」コンテンツマーケティングが成り立つのです。