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18年話題だった”tiktok”を使った企業のオウンドプロモーション事例

2018年の新語・流行語大賞にもノミネートされた「tiktok」。実はいまだに触ったこともないしどういうものか分からない……そんな方も多いのではないでしょうか。「tiktok」は2018年のアプリダウンロード数が世界で1位となった大人気アプリです。15秒以内のダンスを誰でも投稿できるSNSであり、その爆発的な人気に至った特徴としてはスマートフォンでカンタンに動画の撮影・編集・音入れなどができる点にあります。

■プロモーションに活用する企業が続出する理由とは

動画を投稿できるSNSとしては、2012年頃に「Vine」というアプリがありました。「tiktok」との最大の差はその投稿可能時間です。「Vine」が6秒間のループ再生動画を投稿できるのに対し、「tiktok」は15秒間。たった9秒の差ですが、これはコンテンツマーケティングの視点からみると大きな差であるといえます。15秒といえば一般的なテレビCMと同じ長さです。15秒あれば様々な表現で商品やサービスの魅力を伝えることが可能です。さらに、広告代理店などを介さなくとも、動画編集などの高度な技術を必要とされず、素人でもアイディア次第で制作が可能。そのため、いち早くその人気に目をつけた企業担当者が「tiktok」上でオウンドプロモーションを展開しています。

■購買・認知にはつながるのか

実際に、「人気ティックトッカー」達は大きな影響力を保有しています。一見何の変哲もないダンス動画であっても、その動画画面を店頭で見せ、「この子と同じ帽子をください!」と購買に走る中高生が続出しています。企業のプロモーション事例としては、サントリーが「ペプシ Jコーラ」の宣伝として、YouTuberや石川さゆりを起用し、つい真似したくなるダンスを「ペプシお祭リミックス」動画として配信し、話題となりました。

■意図せず話題となることも

企業側が意図せずに「バズる」こともあるのが「tiktok」の面白いところです。ワコールの「non!PK」 というブランドのCMはそのリズミカルな音楽と決めポーズが「tiktok」との親和性があり、勝手に女子高生たちが「tiktok」でモノマネ動画を配信し、大ヒットとなりました。さすがにの事例を参考に意図的にヒットさせることはできませんが、リズミカルで真似しやすい動きが「バズる」ということを証明してくれたともいえます。
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