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ポケモンのインスタ運用からみる、SNSの使い分けのコツ

今や国民的キャラクターとなりつつあるポケットモンスター、略してポケモン。
元々家庭用ゲームとしてスタートしたポケモンは、テレビアニメ化、映画化、コミック化などを経て、今ではあらゆるメディアで目にするようになりました。近年、家庭用ゲームの枠を超え、pokemonGOを中心にスマートフォンを媒体としたアプリ展開も行うようになり、そのターゲット範囲は子供にとどまらなくなりました。そんなポケモンは、SNSの運用もしっかりと行っております。今回はそんなポケモンの運用を見ながら、エンタメコンテンツの発信方法を検証してみたいと思います。

■マルチメディアならではの、「説明なし」展開

本来、新規顧客(ファン)を取り込むためには、自己紹介は欠かせません。
「私たちはこういうものです。皆様にこんなメリットを提供します。」
このような紹介があり、気になって登録をする。。。というのはマーケティングの基本概念ですが、ポケモンはそのような紹介を全くせず、「ユーザーがあらかじめ知っている状態」から情報配信を始めます。説明不足ゆえに、まったく知らないユーザーを排除しているわけですが、エンタメの世界では、ある程度認識共通のターゲットだけが含有している。という状態が非常に重要です。参考までに、仮にディズニーランドを見た場合、ディズニーに全く興味がない人だけの組は存在しませんよね?そしてある程度ディズニー作品への知識や興味がある人だけがあの空間にいるからこそ、魔法の世界は成立しているのです。ここに全くの新参者が入り込んだ場合、世界感を言葉で説明しなければならず。その魅力度はファンからすると半減してしまいます。

■マルチメディアならではの出し分け

ポケモンは、ゲーム・アニメ・映画・カードなどでそれぞれ世界感がわずかに変化しています。具体的にはピカチュウのキャラクターデザインが異なっている、「サトシ」という人間キャラクターがいるいないなど。それぞれに固有のファンがいることから、Facbookやインスタグラムだけをとっても、その運用の方法を変えています。こうすることで、ターゲットボリュームを調整し、集中的なマスマーケティングにならないよう配慮がされています。これは前述の世界感バランスをとることにも共通しています。

エンタメコンテンツは、サイズが大きいものになればなるほど、コミュニティの形成方法が難しく、網でとる手法がとりにくくなります。もしこれからエンタメコンテンツを検討されている方は、ポケモンやディズニーなどの先輩コンテンツの方法を参考にしてみてはいかがでしょうか。
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