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SNSでは見てるだけ。「見る専」のアカウントの行動心理は?

TwitterやInstagramなどのSNSのアカウントを持っていても、発信せず情報収集をメインに活用している“見る専”の女性ユーザーが多くいることをご存知でしょうか。彼女たちはどうして発信をせず、見ているだけなのでしょうか。

“見る専”のユーザーが増えた理由として、SNSが個人の情報発信だけでなくメディアが直接情報を発信するようになり、フィード上にニュースや新商品の情報が拡散されるようになったことが考えられます。そのことにより、知人とのコミュニケーションの場として考えられていたSNSNが、情報収集のツールにもなっているのです。

その“見る専”ユーザーの割合は、SNSの種類に寄っても異なります。SNSを週1回以上閲覧している女性1,000名に調査したところ、以下のような結果に。

Twitterは46%、Facebookは77%、Instagram52%が見る専ユーザーが存在しているそう。

現在、多くの企業やメディアがアカウントを持ち、比較的長い文章を投稿できるFacebookは情報収集メディアとしてユーザー活用されていると言えるでしょう。
また今後、Instagramも情報収集として活用される割合が増えてくると考えられるので、積極的にプロモーションをかけていたいSNSです。
一方、Twitterは情報収集よりは自分自身の気持ちをツイートし、知人とのやりとりをするなど、コミュニケーションの場として比較的活用されているようです。

そんな“見る専”ユーザーは、どんな情報を収集しているのでしょうか。そこには、SNSによって特徴がありました。
特に“見る専”ユーザーが多いFacebookは、知人の近況以外では「料理のための情報」に関心があるようです。他には、「美容情報」や「おでかけ情報」もチェックしています。Instagramでは、「芸能人・有名人の近況」、「美容情報」、「料理情報」が関心が高く、知人の近況よりもそれらの情報を集めるために閲覧していることも多いようです。そして、Twitterは知人の近況よりも「芸能人・有名人の近況」や「ニュース情報」をウォッチしているユーザーが多数。

では、“見る専”ユーザーたちはどうしてSNSで発信しないのでしょうか。ある調査によると、「不特定多数が見るかもしれないSNSでプライベートな情報を発信することに抵抗がある」や「発信する情報がない」という意見が多く見られました。そもそもSNSは、自分が発信する場ではなく「見るもの」であり、自分が発信することに抵抗があり、関心がないというのが“見る専”ユーザーの特徴と言えるでしょう。

一定数存在する“見る専”ユーザーの存在は、今後のSNSプロモーションを考える上で無視できません。彼女たちの関心やSNSの使い方とうまくマッチしたコミュニケーションプランニングが必要となるでしょう。
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