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Facebook広告で成功するためのテクニック

ソーシャルメディア広告は企業にとって欠かせない集客手段になりつつあります。

特にFacebookの広告はGoogleの検索連動広告よりもクリック率が高いという調査もあり、人とのつながりやマルチメディアを活用した広告の効果が証明されてきたものと考えられます。Facebookの広告事業が成長し続ける理由としては、Facebookの継続的な製品改善が上げられます。枠内の表示広告を4つから2つへ減らしたり、モバイルユーザー仕様でニュースフィード広告を表示させたりすることで、表示数が減少してもクリック数が向上するという成果を得ています。

このように魅力が増してきているFacebook広告で成功するにはどのようにしたらよいでしょうか?広告を出稿する側から見たベストプラクティスも徐々に蓄積されてきています。

広告を出す際にはタイトル・画像・説明文・ランディングページなどを事前によく練ることが大切です。特に、複数のパターンで広告フォーマットを用意しておくと良いということが示唆されています。Facebook広告はユーザー属性などについて特に広告効果を詳しく分析できるので、自社が狙っているユーザー層に対して最も効果の高い画像や文言を選択することが可能になります。数時間程度の極めて短いサイクルで試行錯誤を繰り返すことも可能です。

加えて、Facebook広告の場合はCTA(コール・トゥ・アクション)ボタンの設置が効果的であると言われています。CTAとは訪問者に何らかの行動を促すことを意味し、一般的には「予約する」「お問い合わせ」「アプリを利用」「ゲームをプレイ」「購入する」「登録する」「動画を見る」といったようなボタンのことを指します。広告を見て終わりではなく、こうしたボタンを通じてユーザーの行動を促せることが、旧来のメディアとは違ったFacebook広告の強みと言えるでしょう。

また、商品を販売しているサイトの場合、価格情報をどのように広告に掲載するのかは大きな違いを生みます。販売戦術の一つとしては、商品の価値を訴求した後に、最後に価格を提示するという方法もあるでしょう。しかし、ソーシャルメディアの広告においては、できるだけ早く価格を示したほうが良いと言われています。ユーザーは自分の予算に収まるかどうか分からない商品よりも、価格が既に分かっている商品についての広告をクリックし、より詳細な情報を得たいと考えるのです。価格を知らないユーザーが、たとえ広告をクリックしたとしても、最終的な購入まで至らないので、広告効果としては意味がないことになります。

価格に関するテクニックとしては、割引を上手に活用することが鍵になると言われています。67%のFacebookユーザーが割引のある広告をクリックしたという調査結果もありますので、時期ごとのセールや条件による割引などの情報を積極的に広告に掲載するのが良いでしょう。
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著者:Takayuki Sato