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コスメ通販に学ぶFacebookページマーケティング

通信販売のサイトでは、複数のメディアにまたがるように商品やサービスを展開するメディアミックス的な手法を古くから採用しているケースが多く、ソーシャルメディアマーケティングに力を入れている事例はあまり多くありませんでした。特に店舗が少なかったり店舗を持っていない通販コスメメーカーのマーケティングでは、長らくダイレクトマーケティング(DM)による郵送やカタログ配送、割引券の送付などといった手法が多く見られました。

今回はそのような業界において、Facebookマーケティングのベストプラクティスにも選ばれたことのあるコスメブランド「ライス・フォース」の事例をご紹介したいと思います。

・ライスフォース
https://www.facebook.com/riceforce

お米を主原料とした基礎化粧品ブランド「ライス・フォース」は2014年10月22日現在、Facebookページのいいね!を83,395件も獲得していて、競合ページと比較しても多くのファンを集めることに成功しています。

「ライス・フォース」のソーシャルメディアマーケティングの基本にあるのは、メインターゲットとなるミセス層(30~50代)が親近感や興味の湧きそうな日常的な情報を配信しているということです。特に基礎化粧品に強い関心を持つこの世代だからこそ、お米を原材料とした自然派コスメティックのイメージにあった、毎日のちょっとした素敵な情報を発信し続けていくことでブランドのコアファンを集めるという戦略を取りました。

こうした情報配信やユーザーとのコミュニケーションを通じてユーザーからの信頼を獲得していき、10〜15投稿に1度程度の頻度で展開されるキャンペーン情報や商品情報の発信に対しても、多くのコメントやいいね!、シェアなどのエンゲージメントが集まるようになりました。

こうしたサイクルを繰り返すことで、Facebookページによるマーケティングはブランドの向上やECサイトへの誘導に貢献し、結果として売上に繋がる仕組みへと成長していったのです。

ソーシャルメディアマーケティングにおいては、ソーシャルメディアを活用する目的と役割をしっかりと定義することが、事業に貢献するための基礎づくりになります。Facebookページを開始してみたけれどなかなか意義を感じられないという場合は、いちどページの目的と役割を再確認してみてはどうでしょうか。
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