2016年のコンテンツマーケティングは戦略重視、より明確な目的が必要になる
2014年頃から、日本でもコンテンツマーケティングというワードを耳にするようになりました。現在では、さらにおし進んで、AI(人工頭脳)によるマーケティングオートメーション、オムニチャネルなど、戦略自体も精緻かつ複雑化しています。
2014年黎明期は「トリプルメディア」を活用したシンプルな戦略
2014年頃に、コンテンツマーケティングという概念が日本で出始めた当初は、トリプルメディアを運用してサービスや商品の認知度を上げていくという比較的シンプルなものでした。運用としては、いかに注目させられるコンテンツを発信していくかがキーテーマでした。この頃から、戦略的なコンテンツを構築することについて語られていましたが、運用化には至っていませんでした。
2015年には、マーケティングオートメーション(MA)という概念が登場
マーケティングオートメーションとは、見込み客の収集、育成を自動化するツールや仕組み、またはその概念の事を指します。この頃に、ビッグデータという言葉も注目されました。データを活用して、より効率的に精度の高いコンテンツマーケティングへと流れは変わっていきました。
成果重視で多角的なチャネルを駆使したコンテンツマーケティングへ
2016年は、一般ユーザーへのVR技術やbotサービスの普及など、多くの新しい技術が明るみになった年でした。VR技術は、現在ゲームやエンタメの分野で浸透していますが、今後は観光や医療の分野にも活用されるといわれており、期待されている新技術とされています。
今後は、新技術をからめたコンテンツマーケティング、オムニチャネルを活用した戦略が本格的になるかもしれません。単純な部分はオートメーション化され、より精緻かつ複雑なマーケティング設計を考える必要に迫られることになるでしょう。
まとめ
マーケティング・プロセスは、どんどんと精緻で複雑になっていますが、根本の「ユーザーのため」というところは変わりません。たとえ、コンテンツマーケティングの戦略が優れていても、商品・サービスがユーザー目線でなければ、上手くはいかないのです。