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ヘルスケア業界の革命は人工知能から? 診断医師との相性は最強のAI。

AI, 人工知能

人口知能の導入が期待されている業界は多いですが、その中でもヘルスケア・医療の業界においての期待値は他のそれより非常に高いものとなっています。医療においてのサイクルは下記の3行程の繰り返しです。

1、診察 (CHECK)

2、投薬・施術 (DO)

3、カルテ (MEMORY)

医者という特殊技能と知識を兼ね備えた資格者が、カルテを元に診察を行い、仮説を持って治療行為を行なう。介在するのは業界で培った研究結果と医師個人の判断です。これまで行なわれてきたこのサイクルは、医師の個人スキルにとても影響を受けるため、高度障害、ガン、三大疾病などではセカンドオピニオン(=別の医師の見解を聞く行為)が当たり前のようになっています。

AIは、この「医師個人の見解」に「これまでの症例の全データ」をぶつけることが出来るのです。

■AIにより組み込まれる新たなサイクル行程「比較(COMPARE)」

ガンの診断をする場合、血液の成分分析の数値チェックや臓器内の腫瘍状況などの医師の目視などで行なわれてきました。
これでわかることは「現在ガン細胞を保有しているかどうか」さらに医師のスキルによっては、目視のため見逃しのリスクを孕んでおります。ではここに、AIを通して”全ガン患者の発症前発想後の臓器状況”が追加されるとどうでしょうか?
過去の症例結果から、現状の臓器状況が機械的に割り出されるのと合わせて、ガンではなかったとしても「以後ガンになった患者の健康時との近似レベル」が判明するため、ガンになりやすいかどうかまでを推測することができるようになります。

膨大な過去の症例を一人の人間が記憶することは不可能ですし、それを的確にアウトプットすることも至難の業です。
人工知能の本格導入により、医療はこれまで以上なジャンプアップを見込めるでしょう。

それくらい、医療業界における期待値は高く、貢献できる範囲も非常に幅広いのです。