リアルタイム性を重視!Facebookのアルゴリズム変更
先月、Facebookはニュースフィードに表示する投稿の優先順位を変える2つのアルゴリズム変更を発表しました。
1つ目の変更点は「今話題になっていること」がより上位に表示されやすくなるというものです。
今話題になっていることをどうやって判定するのかと言うと、今年の1月に実装された「トレンド」と呼ばれる機能を元に表示する仕組みのようです。このトレンドは、Facebook内において今話題になっているテーマをリアルタイムで表示する機能で、Facebookの個人ユーザーのアクティビティなども分析したうえでパーソナライズされた情報が表示されます。
そのトレンドで話題になっているテーマについて、友達やFacebookページが言及している投稿が優先的に表示されるようになります。
日本ではトレンド機能がまだ実装されていませんが、今回の変更は時間をかけて全ユーザーに適用されると公表されていますので、コンテンツを作成する際には意識しておいた方が良いかもしれません。
もう1つの変更点は、投稿に対する「エンゲージメントの速さ」が加味されるというものです。
従来はいいね!やコメントなどのエンゲージメントがどれだけ付いたかという「量」が重視されてきましたが、今後はそれらがいつ付いたのかという「早さ」も加味されるようになります。
投稿した直後にいいね!が付くような記事はすぐにニュースフィードに表示されるようになり、その後、時間の経過と共にいいね!が付かなくなると表示率が下がっていく仕組みになっているようです。
最近ではコンテンツマーケティングの一環として動画を投稿するメディアが増えたことに加え、ニュースフィード内の動画が自動再生されるようになりましたので、動画コンテンツを配信している企業の方は今回の変更が動画投稿とどのような親和性があるのか検証してみると面白いかもしれません。
このようにFacebookのニュースフィードでは常にアルゴリズムの改変が行われており、コンテンツの戦略や方向性に影響を与えるものも少なくなりません。今回の変更も自社ブランドやサービス情報の拡散を考えると、ぜひ意識しておきたい要素ではないでしょうか。