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10代~20代は電話やメールよりSNSを使う

トレンド総研が15歳から29歳の男女500名を対象にして行ったインターネット調査のレポートによると、友人とのコミュニケーションツールとしてLine、Twitter、Facebookの3大ソーシャルメディアが、メールや電話を上回っていることが分かりました。

現代のようにこれだけインターネットやスマートフォンなどの環境が整えば、若者に限らずコミュニケーションのツールが変わるのは当然ですが、特に調査対象となっている10代や20代の多くは、物心がついた時には商用インターネットが普及していた「デジタルネイティブ」と呼ばれる世代であり、新しいツールやアプリを積極的に利用する傾向にありますので、ソーシャルメディアによるコミュニケーションが主流になるというのは自然な流れではないかと考えられます。

ではこうしたデジタルネイティブ世代は、ソーシャルメディアでコミュニケーションを取る時にどのような事を意識しているのでしょうか。

調査によると、ソーシャルメディアへ投稿する際に41%が「自分がどう見られているか」という点に気をつけていると回答しており、17%が「できるだけおもしろい投稿」をするように意識しているようです。

よく10代や20代のユーザーによるソーシャルメディアへの投稿が炎上してニュースとして取り上げられることがありますが、このような背景から友達に“ウケる”発信をするために社会的なモラルに反する行動をとってしまう可能性も少なくないのかもしれません。

こうした事態が自社の従業員によって引き起こされてしまうと、サービスの停止や営業の自粛などといった事に繋がらないとも言い切れません。そのため、大手サービス業を中心に社内向けのソーシャルメディアポリシーやリスクマネージメントの研修を積極的に取り入れ始めていると言います。

今回のようなインターネットサービスに関する利用動向の調査はさまざまな組織から発表されますが、企業にとっては自社サービスのマーケティング的な観点だけで理解しようとするのではなく、リスク管理の視点を持って情報に接する必要があるのではないかと考えられます。
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