インスタフォロー数上位アカウントから見るインスタとフェイスブックの使い方の違い 【東京ディズニーリゾート】篇
インスタフォロー数上位企業のアカウントを軸に、インスタとフェイスブックの使い方の違いや戦略を考察してみたいと思います。今回のお題は、知らない人はいないだろう「東京ディズニーリゾート」です。
<東京ディズニーリゾート>
・インスタグラム フォロワー 約1.6百万人
・Facebook ファン数 約1.1百万人
東京ディズニーリゾートは、日本のエンターテイメントの中でもトップを走っており、価格が高騰しているものの来館人口は依然として高水準をキープしています。そんな東京ディズニーリゾートですが、上記のファン数を確保するだけあり、SNSの展開にもやはり力を入れています。そして、インスタとFacebookの使用方法は明らかに違うのです。
■インスタのテーマは、発見とインスタ映え
ディズニーリゾートのインスタグラムを見ると一目瞭然ですが、切り取っているシーンが、通常の宣伝・告知とは明らかに違うものばかりです。エリア内のちょっとした発見写真や、隠れミッキー・キャラクター、そして、加工を施したステキな写真たち。思わず行ってみたい!探してみたい!と思うような写真ばかりが並んでいます。そして、特徴的なのはその大半がゲストによる写真投稿であること。つまり、顧客との良好な関係値を元に、インスタグラムアカウント自体が非常にプラスに動いているのです。
■Facebookのテーマは、ユーザー寄りのレポート
一方、Facebookの方は、それぞれのエリアやアトラクション、お店などのレポートが中心となっており、どのような施設があって、何を提供しているのか?がとてもわかりやすいレビューになっています。まるでお出かけ情報を見ているかのように読み物として楽しんで見ることが出来、自然と情報が入ってくる記事です。他にもキャンペーン情報や訴求展開もされていますが、読む楽しさを中心に作成されていることがわかります。
東京ディズニーリゾートでは、テキストと画像、という手法の違いだけではなく、切り口自体も大きく変えており、両方のアカウントでぞれぞれ違う情報を取得することが出来ます。そのため、ファンは両方ともに購読するケースが多いのではないかと考えられ、エンゲージメントが高い水準にあろうことが推測できます。