ライブや料理教室も?インバウンド向けの意外なサービス3選
インバウンド向けのサービスといえば、観光ツアーやジャパニーズカルチャーを全面に出した飲食店などのイメージが強いですが、意外な発想でインバウンドを集めているサービスも。今回は、少し変わったインバウンド向けのサービスを紹介します。
■料理教室『airKitchen』
インバウンド向け料理教室サービス、airKitchen(エアキッチン)は、個人がおこなえるインバウンド向けの料理教室サービスです。無料でホスト登録ができるため、英語ができる主婦の副業としても利用されています。2020年の1月には茶道教室サービスもリリースし、ますます文化提供の幅を広げています。ちなみに、2019年のメニューランキング1位はラーメンだったそうです。
■フォトウェディング『TAKAMI BRIDAL』
2019年5月、ブライダル企業の大手TAKAMI BRIDALが、インバウンド向けのフォトウェディングサービス事業を開始。京都での挙式披露宴取扱件数が減った解決策という背景もあり、インバウンド向けのウェディング事業をリリースしました。一般社団法人日本フォトウエディング協会が運営するWEBサイト『JAPAN WEDDINGS』にて見ることができます。
■交通系ICカード『Suica』『PASMO』
きっぷを使って電車に乗る日本人が少なくなったように、海外でも交通系ICはスタンダードなもの。2019年の9月から、JR東日本はインバウンドむけの交通系ICカードの提供をはじめました。どちらもデポジット(預り金)は不要の代わりに使用期間が28日と、日本人向けのものと違いがあります。
Suicaは『Welcome Suica』という名前で、日の丸をイメージとした赤に、白い桜のデザイン、PASMOは『PASMO PASSPORT』という名前で、海外でも人気のサンリオキャラクターを起用したデザインになっています。「インバウンドに限らず、日本のデザインも多様化できたらいいのに」という声もあるので、今後もっとデザインが増えるかもしれませんね。
2019年はスタートアップ企業から大手企業まで、インバウンド向けのサービスのリリースが目立ちました。東京オリンピックに向けて、2020年にはどんなインバウンド向けサービスが増えていくのか、今から楽しみですね。