成功を収めたInstagramキャンペーンから学ぼう
少しの工夫で企業にとって価値あるキャンペーンが実施できるInstagram
Instagramは若い世代に最も人気のあるソーシャルメディアです。企業にとっては、ブランドの個性を伝え、消費者の心に訴える有効な手段になり得ます。ユーザーとして写真を投稿するのと、企業がマーケティングキャンペーンを遂行するのには違いを感じるマーケティング担当者もいるかもしれません。しかし、企業が運営する場合でも、いつもの写真に少しアイデアを加えるだけで、Instagramのキャンペーンを成功に導ける可能性があるのです。マーケティングの専門家レベッカ・カーターがまとめたInstagramキャンペーンの成功例から施策のアイデアを学んでみましょう。
製品のユニークさを際立たせ、競合との違いを示す
新型ゲーム機Switchを発売した任天堂は「#OnlyOnSwitch」というハッシュタグ・キャンペーンをイギリスで実施しました。一風変わった場所でSwitchを使っている場面を投稿し、優秀作品には賞品が出るという施策です。据え置き機でありながら家の外でも使えるというユニークな製品の特徴をアピールする賢いやり方と言えるでしょう。自分の会社でInstagramキャンペーンを行う際にも、製品のユニークさを示せるような施策が求められます。
Amazonはユーザーとの関係構築にInstagramを利用しました。企業の評判が1位にランキングされたのを記念してBig Thanksキャンペーンを実施し、Instagramの投稿に割り引きコードを記載しました。投稿を見たユーザーは、Amazonの優れた評判を再確認すると共に、Amazonで商品を購入してしまうという仕掛けです。フォロワーと直接つながる施策がブランドの独自性を際立たせ、競合との差別化へとつながります。
最適なタイミングでインフルエンサーと協業する
誰もが知っているブランドであるディズニーも、フォロワーの注意をひくためのInstagramマーケティングを行っています。実写版「美女と野獣」が公開された際には、映画のプロモーションに合わせて主要キャストがディズニーのアカウントに写真や動画の投稿を行いました。新製品の発売に合わせてインフルエンサーと協業する点は、他の業界にも応用できるのではないでしょうか。
まとめ
製品を紹介するにしても、ユーザーにコンテンツを投稿してもらうにしても、他社で行っているキャンペーンから参考にできる点は多くあります。上記の成功例がInstagramキャンペーンを計画・実施するマーケティング担当者を勇気づけてくれるでしょう。
参考資料
https://sproutsocial.com/insights/instagram-campaigns/
著者:Takayuki Sato