2014
03.07
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3/31に世界最大級のコンテンツマーケイベントが開催


宣伝会議の2月号に掲載された調査結果によると、広告主企業が今年注目するマーケティング施策の上位3つに「コンテンツマーケティング」が選ばれているようです。

この調査からも分かるように、昨年と比べてコンテンツマーケティングとその重要性がずいぶん認知されてきていますが、これは日本に限ったことではなく世界的な潮流となっています。しかしコンテンツマーケティングの施策レベルではまだ発展途中の段階であり、より実戦的な戦略や手法について世界中の専門家が試行錯誤を重ねているのが実情です。

そのコンテンツマーケティングに関する世界最大級のイベントが、今月末からオーストラリアのシドニーで開催されます。

コンテンツ・マーケティングの生みの親とも言われるContent Marketing Institute(以下、CMI)が主催する「Content Marketing World Sydney」というイベントで、コンテンツマーケティングの学習や情報交換、ネットワークづくりなどを目的としています。
昨年の9月にアメリカのオハイオ州で開催された同イベントでは、46カ国から1,700人ものマーケティング担当者が参加していて、とても注目度が高いことが伺えます。

Content Marketing World Sydneyのプロモーション動画(日本語字幕付き)を見るとイメージを掴みやすいかと思います。

今回のイベントではオーストラリアのコンテンツマーケターをはじめ、アメリカや世界中からコンテンツマーケティングやソーシャルメディアなどの専門家がシドニーに来て講演する予定となっています。

以下に講演タイトルの一例を挙げておきます。

・コンテンツ制作のための三つのモデル
・コンテンツの心理学-あなたのコンテンツ戦略に人間性を活用する
・リソースがなくても世界最大のソーシャルメディアチームを構築する
・コンテンツの作成をより創造的に実行できる10の方法
・ビッグブランドはどうやってコンテンツを得ているのか
・コンテンツチームを構築する方法(従来のメディアチャンネルが死んでいる間に)
・中小企業のためのコンテンツの機会- Q&A
・あなたのブランドの動画をゼロから作成する方法

講演は実戦的な内容や専門的なテーマなど多岐にわたりますが、コンテンツマーケティング業界の著名人との接点を持ったり最先端の手法を学べる機会ですので、この記事を読んでいて興味を持った方もいらっしゃるのではないでしょうか。

「行ってみたいけれど海外だしなぁ・・・上司の許可なんて降りないよ」と思っているそこの貴方、諦めるのはまだ早いですよ。
イベント参加への出張を正当化するための資料がイベントサイトに用意されているのです。(笑)
※上記資料ページにあるClick hereをクリックすると資料が見れます

この資料をダウンロードして「決済者の氏名」と「出張費」を記載すると、簡単な出張申請書ができ上がります。イベントに参加することでいかに会社にメリットがあるのかを貴方に代わって説明してくれるのです。

ずいぶん風変わりなコンテンツだという印象を受けるかも知れませんが、イベントサイトの中を見ていくと他にも興味深いコンテンツが見られます。

順に見て行きましょう。

■ブログコンテンツ
講演者の「コンテンツマーケティング」に関する見解をブログとして掲載しています。
一般的なイベントサイトだと講演者の略歴くらいしか載っていませんが、講演者がコンテンツマーケティングに対してどのような考えを持っているのかを事前に見れるようにしておくことで、ブログを読んで興味をもった講演者のセッションに参加したいと思わせるような仕組みになっていますね。

■宿泊施設コンテンツ
イベントに参加する人が特別料金で泊まれるホテルが用意されています。
サイトを経由してホテルを予約した人だけが特別料金で宿泊できるのですが、さらに細かく見ていくと、イベントの主催者がシェラトンホテルと交渉したことによってこの特別価格が実現した、という経緯が書かれています。

WEBで割引の特典を受けられることはよくあることですが、割引率だけしか伝わってこないキャンペーンが多いのではないでしょうか。しかしこのイベントサイトでは単に割引を受けられるだけではなく、なぜ割引を受けられるのかと?いう理由やその意図がコンテンツから読み取れるようになっていて、言わば割引のストーリーを知ることができるのです。コンテンツをストーリー化することは感情の変化を喚起しやすいため、記憶に定着しやすい手法として知られていますね。

■旅行コンテンツ
イベントへの参加を旅行の側面から捉えたコンテンツが公開されています。
シドニーという都市の魅力を語ったり、ショッピングや観光情報などが集約されたシドニー市のサイトへの導線も用意してあります。
これも一般的なサイトではビジネスに直接関係のない情報を載せないことが多いのではないでしょうか。しかし海外からイベントに参加する方にとっては、わざわざ飛行機に乗って出掛けて行く訳ですから時間があれば観光もしたいでしょうし、ビジネス以外にも目的があれば現地に行くモチベーションがより高まりますよね。

今までご覧になったことのあるイベントサイトと比べてどうでしょうか?
これなら参加してみたくなるかも知れないな、という印象を持った方も多いのではないでしょうか。

先ほどの「出張を正当化する資料」にも言えることですが、このサイトのコンテンツはイベントに興味を持った人が参加したくなるためにはどうしたら良いのか?という視点で作られていることが分かります。参加の障害となりそうなことを排除する視点と言い換えることもできますね。

このように、ユーザー側のメリットと企業側のメリットを両立させるようなコンテンツ作りは容易ではありませんので、イベントサイトはもちろんのこと、多くの企業サイトにとっても参考になるのではないでしょうか。

このイベントは今年の9月にも再びアメリカのオハイオ州で開催され、マイクロソフト、Facebook、シスコシステムズ、クラフトフーズなどのグローバル企業の担当者がスピーカーとして登壇する予定となっています。

もちろん例の出張申請資料もこのイベントのために用意されていますので、興味のある方は検討してみてはいかがでしょうか。
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