コンテンツマーケティング実践講座 【エステ】編
コンテンツマーケティングの発想講座実践編。今回のお題は「エステ」です。
エステというと、美容カテゴリーに属しますが、化粧品や美容家電などの購入商品とは異なり、サービス主体は「施術」です。そのため、提供しているベネフィットは、「美」そのものであり、例えば「脱毛」などは、その結果がどのサービスを使っても変わりありません。毛を抜くことが目的だからです。そのため、各種エステの広告や告知は、訴求ポイントが「簡便性」「コストパフォーマンス」に寄り添うことが多く、イメージ訴求と価格訴求が中心になりがちです。そんなエステにおいて、どのようなコンテンツマーケティングが展開されるのでしょうか。
■シンプルイズベスト。体験談が最も強いコンテンツ。
エステと健康食品ほど、体験談がものをいうサービスはない。というくらい相性の良いコンテンツです。エステを希望する方々にとって、「美しくなりたい」「コンプレックスをケアしたい」という願望が原動力になっています。そのため、その願望を刺激することが最も近道であり、「効果があるかどうか」にどれだけ説得力を持たせられるか、が非常に重要です。ただし、注意すべき点はそのリアリティです。個人の感想がとってつけたようなものになってしまうと、とたんに意味をなくします。リアルな個人の感想を活用すること、レンタルポジや架空の体験談を使わないこと。これが肝心な要素となります。
■ニーズの掘り起こしには、”安心感”と”危機感”を織り交ぜる
体験談は、ブランドチョイスをする際の後押しに使いますが、そもそもエステを受ける気がない方、まだ検討初期の方へのアプローチはどのようにすべきでしょうか。答えは、”安心感”と”危機感”です。例えば、「調査の結果、女性の10人に7人はエステで自分磨きをしている」なんて記事を作ると、
・70%もの人が美容エステを行っている=それだけ一般的なんだという安心感
・70%もの人が美容エステを行っている=行っていない自分はまずいのではないかという危機感
上記のように双方の印象を与えることが出来ます。
「みんなもやっているから~」という導入は日本人には非常に効果があり、拡散力を持ちます。
しっかりとした裏付けを元に行ってみてはいかがでしょうか。