【記事制作のコツ講座】 タイムリー記事のストック術教えます
コンテンツ作成において、盤石な進行を担保するためには、綿密な進行スケジュール管理が必要です。進行管理と予備ストックの常備だけで、ほぼほぼ事故なく進行することが可能となります。しかし、一つだけ、注目率もエンゲージメントも上がりやすい傾向にあるものの事前になかなか工面ができないのが「タイムリー記事」です。タイムリー記事とは、瞬間瞬間で突如として発生する非常に賞味期限の短い時事ネタのことを指します。
例えば、
・突然の大雪、大雨、雷雨など。天候の変化。
・政治的な動き
・逮捕、不祥事
・記録の樹立、スポーツチームの勝利
多くは上記のような場面に発生しやすいです。
このような事象に的確に対応するにはどうすればよいでしょうか。
■一つはグラデーション付きのストック記事の常備
タイムリー記事の特徴としては、「結論がどう転ぶかわからない」という面があります。雪にしても、どれくらい積もるか長引くかわからない。ゆえに記事の「温度」が不明瞭なのです。これらに対応するためには、あらかじめグラデーションをつけたストック記事(文脈をいじった記事)をいくつか用意しておくことが必要です。
雪ならば、
・観測史上最大の積雪
・一面雪景色、車にはご注意を
・電車の遅延があるかもなので、外出には余裕を
・地面が凍っているかもなのでスリップ注意
・雨が夜更けすぎに雪へと
上記のように、雪のレベルに合わせて文脈をいじっておくといざというときにストック記事がすぐに役に立ちます。逆にグラデーションを用意しないと、それはストックとして用意した意味がなくなります。
■文節パズルのピースを用意しておく
原稿自体を作るのではなく、文節のピースを用意しておき、パズルのように重ねるという手法もあります。5W1Hの応用で、組み合わせの文節をあらかじめ用意しておくことで、タイムリー投稿が発生した場合にも、記事作成の時間を圧倒的に短縮することができ、価値ある投稿につなげることができるのです。
判断として、タイムリー記事を完全に対応しない。という運用ルールでもいいのですが、注目度は無条件に高まるチャンスなので、できるのであれば採用していくことをお勧めします。