コンテンツマーケティングの分析に活用できるソーシャルメディアの指標
Googleアナリティクスで計測できるリファーラルによる集客を分析する
ソーシャルメディアは、コンテンツを広くリーチさせるのに効果的です。しかし、長期的な成功を実現するには、試行錯誤を繰り返し継続的な改善を繰り返す必要があります。コンテンツマーケティングを推進するために、分析するべきソーシャルメディアの指標について、米国のオンラインマガジンPracticalEcommerceが解説しました。
ソーシャルメディアが、Webサイトに公開したコンテンツを広めるためのツールだと考えれば、そのチャネルからどの程度Webサイトへ集客できたかを計測しなければなりません。GoogleアナリティクスをWebサイトに設置すれば、リファーラルによる集客が閲覧可能です。ソーシャルメディアの投稿をクリックしてサイトを訪問したユーザーの数を計測できるようになります。
無料のコンテンツからエンゲージメントを獲得する「返報性の法則」の活用
コンテンツマーケティングの目的が売り上げの向上であったとしても、ソーシャルメディアにおけるエンゲージメントは重要な指標となります。有用なコンテンツを無料で閲覧したユーザーは、そのお返しに、記事をシェアしたり、何かを購入したりしたいと感じるものだからです。いわゆる返報性の法則と呼ばれる心理を定量的に評価するのが、ソーシャルメディアにおけるエンゲージメントになります。多くのソーシャルメディアが備えている管理機能を使えば、シェアやいいね!の数を確認できます。
マスメディアによる広告と同様、どの程度の人にリーチしたかは重要な指標
ソーシャルメディア投稿のリーチは、エンゲージメントを分析するために欠かせません。どのくらいのユーザーがその企業をフォローしており、その投稿がどの程度のユーザーに閲覧されたかを理解するのに役立ちます。これは、マスメディア広告でも用いられる指標であり、どのくらいの人が看板を見たかという観点と同様です。また、多くの人にリーチした投稿であれば、より多くのシェアやコメントを得られる可能性が高く、人気の高いコンテンツだったと理解できます。
まとめ
コンテンツマーケティングが高い成果を得られていれば、長期的に見て、ソーシャルメディアのフォロワーが増加する傾向が期待できます。短期的なフォロワー数増加に惑わされず、優れたコンテンツでリーチやエンゲージメントを増やしていく取り組みが推奨されます。
参考資料