YouTubeに挑むFacebookの動画戦略
アメリカでは3月からFacebookの新サービス「プレミアム動画広告」が導入されていましたが、このたび日本でも提供されることが正式に発表されました。
プレミアム動画広告とは、ニュースフィード内に動画コンテンツを配信することができる広告です。
動画の長さは15秒という制限がありますが、画面をスクロールして動画が視界に入っただけで自動的に再生されるという特徴があります。
視界に入った動画は初めは無音で再生され、動画をクリックまたはタップすることで音声が再生され、同時に画面はフルスクリーン表示になります。そして下にスクロールして動画が視界から消えると再生も止まる仕組みになっています。
ユーザー側からすると、再生ボタンを押す必要もなく気になった広告を見ることができますし、いきなり大音量で広告が再生され慌ててブラウザーごと閉じなければ・・・といった心配もなさそうですね。動画マーケティングを取り入れている企業はどんどん増えているので、これを機会にさらに加速していくのではないでしょうか。
現時点では一部の広告主にしか使えないないようで、すべての広告主がプレミアム動画広告を使えるようになるには数ヶ月かかるようです。
また、同時に「ビデオメトリックス」というサービスも発表されました。これはFacebookページにアップロードした動画に対する延べ動画視聴回数やユニークの動画視聴回数、平均視聴時間、視聴者のリテンションなどがわかる分析ツールです。
これまでFacebookページに動画を投稿する場合は、イメージや機能などの面からYouTubeへのリンクを貼っていた企業が多かったのではないかと思いますが、「ビデオメトリックス」はプレミアム動画広告を出稿していなくても利用できるため、今後はFacebookに直接動画をアップロードしようとする人が増えそうですね。