Twitterを使い30日間で訪問者を50%増加させた事例
元テレビキャスターで、現在は中小企業のマーケティング活動を支援するタミ・ブリーズは、ソーシャルメディアを使ったブランド構築手法のコンサルティングを行っていました。自身が提案している手法の有効性を示し、ソーシャルメディアに関する理解を深めるため、ソーシャルメディア管理サービスBufferを用いて、彼女自身が運営するブログの集客を行い、その成果を報告しています。
同氏が初めに行ったのはソーシャルメディアへの頻繁な投稿です。既にブログに投稿してある記事を20本選び、それぞれ3回分のTwitterへの投稿文を用意します。そして、合計60回の投稿を一日2回ずつ30日間続けて行う計画を立てました。Bufferの予約投稿によって自動化し、省力化を図っています。
多くのマーケティング担当者は一日2回以上の投稿を行い、場合によっては1時間に数回もTwitterへ書き込んでいるかもしれません。しかし、大企業ならいざ知らず、中小企業や個人事業主にとって、それほど多くの投稿を行うのは現実的ではないでしょう。一日2回程度であれば、フォロワーに新しい情報を維持しながらも、フィードを埋め尽くしてしまわないような良いバランスの運営が可能です。
同氏の手法ではTwitterに投稿する日時にも規則がありました。月曜・水曜・金曜は午後3時半と午後10時半に投稿し、それ以外の曜日は午前8時と正午に投稿するというものです。フォロワーからの反応を確認しながら最適化を図った結果、対象となるユーザーが最もTwitterを使っている時間帯として上記の投稿が最も高い効果が得られました。
30日間の成果として、ブログへ訪問したセッション数は約50%の増加が見られました。また、Twitterから流入したトラフィックは31%の成長です。同様に、検索やソーシャルメディアからの訪問についても良い影響がありました。さらに、Twitterのフォロワー数はわずか30日間で、8.7%の増加、つまり、約100人の新しいフォロワーの獲得に成功したのです。開設してから1年と経たないWebサイトにとって、大きな成果だったと言えるでしょう。
参考資料(https://www.searchenginejournal.com/grew-traffic-almost-50-just-30-days-using-twitter/174994/)著者:Takayuki Sato