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Facebookがヘイトスピーチ対策で規制強化、NGの境界線は一体どこにある?

Facebookは、フェイクニュースやヘイトスピーチの問題が以前から問題視されている中で、2017年8月9日にヘイトスピーチの対策を強化するとして、問題があると見られる28万件以上の投稿を削除したと公表しました。一体、このFacebookのヘイトスピーチ対策の規制強化によって、どのような影響があるのでしょうか?解説していきたいと思います。

Facebookの利用者は世界で月間20億人、AI(人工知能)による監視に限界も

Facebookは、ご存知の通り世界最大規模のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)であり、問題のある投稿を監視・削除するのには、現状ではAI(人工知能)に頼り切るのは難しく、人力で行っているそうで、適切でヘイトスピーチとは無関係の投稿も誤って削除してしまう事案も発生しているそうです。Facebookでは、投稿監視の人手が不足しており、未だ投稿監視体制が整っていないのが現状です。

誤って投稿を消されないように気をつけたいポイントとは?

前述したように、今後、ヘイトスピーチ対策が強化される中で、誤ってFacebookの投稿が削除される、アカウントが凍結されるという事態を避けるためには一体どうすればよいでしょうか?それは以下になります。

・政治・宗教に関する話題は控える

斬新なプロモキャンペーンのために、何かを「仮想敵」に据え置いて皮肉る企画は、非常に危険度の高い試みです。政治や宗教は、特に個人によって異なるもので、非常にデリケートな話題であり、場合によっては炎上することもあるでしょう。基本的には、政治・宗教に関する話題は触れない方が賢明でしょう。

・シェアする前に、その情報をきちんと確認する

自分たちがたとえ問題のある投稿をしていなくても、問題のあるリンク、サイトをシェアしているとヘイトスピーチ、フェイクニュースに加担していると勘違いされる恐れがあります。シェアする場合は、その情報は真実か?または、他人を著しく中傷する記載がないか?など、くまなく確認しましょう。

SNSでも他人の傷つけない配慮が大切

いかがでしたでしょうか。
「そこまで対策を考える必要はあるの?」と、思う方もいるかもしれませんが、ヘイトスピーチやフェイクニュースといった「不正」「悪」といったものに対して、世間の目が厳しくなっているのは事実。それは、海外にとどまらず、日本でも同じ。長期的に見たら、対策を今のうちに考えておいても損はないでしょう。
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