2016
06.24
0624

人工知能がマーケティングに与える影響


人工知能は自動的な広告作成や最適化に多く用いられるようになりました。広告分野で利用された人工知能技術が、今度はコンテンツ作成に応用されても不思議はありません。特に、データや統計情報に基づくコンテンツの場合、人工知能が活躍する余地は大きいと見られています。例えば、プレスリリースや年次報告書の引用で新しいコンテンツを作成する際には、自動化したツールによる文章作成が有効でしょう。ガートナーは2018年までに20%のビジネス・コンテンツは機械によって作成されると予測しています。

実際、AP通信は財務に関連した記事の多くを自動化したシステムによって作成していることが知られています。AP通信が使用しているオートメイテッド・インサイツ社のシステムは、一週間に数百万の記事作成を行っています。サムスン、コムキャスト、ヤフーなどでも導入されており、一秒間に2000記事の生成が可能です。さらに、オートメイテッド・インサイツ社のシステムはマーケティング支援の仕組みを提供するようになりました。自動的にキャンペーンの要約文を作成したり、広告効果の概要、ブランド管理のレポートなどを書いたりするサービスがあります。

コンテンツマーケティングに限らず、人工知能はマーケティングの様々な局面で利用されています。まず、新しいユーザー体験の創造に対する期待が高まっており、例えば、Facebookは人工知能がメッセージアプリに応答するボット機能を導入しました。商品購入、レストラン予約など、バーチャル秘書という新しい分野が生まれつつあります。また、ユーザーの行動に関する新しい知見を得るために、データ分析を行うのも人工知能の得意な分野の一つです。これまで数週間かかっていたような調査が、一時間もかからずに行えるようになっています。アクセス分析の結果から広告出稿の設定を最適化する仕組みは既に多くの企業に導入されており、インターネット広告に人工知能は欠かせないものになってきました。その単純さと効率性によってプログラマティック広告と呼ばれる新しい市場が立ち上がってきています。
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参考資料:https://searchenginewatch.com/2016/04/01/how-artificial-intelligence-can-be-used-for-marketing/
著者:Takayuki Sato