「役に立つけど使えない…」コンテンツにならないために考えるべきこと
コンテンツマーケティングの視点からのコンテンツ作成のコツを解説。ユーザーにとっての「使えないコンテンツ」の具体例をご紹介します。
コンテンツマーケティングの視点からコンテンツ作成を行う場合、そのコンテンツがユーザーの役に立つものであるかどうかは、当然考慮すべきことです。「どのようなターゲットユーザーに対して、どのような内容が役に立つのか…」は十分に考えられた上で作成されているはず。しかし、いくら「役に立つコンテンツ」であっても、それが必ずしも「使えるコンテンツ」にはならないのです。しかも使えるコンテンツでなければ、ユーザーは「役に立った!」と感じることも少ないでしょう。それではどのようなコンテンツが使えるのか、もしくは使えないのかを具体的に考えてみましょう。
●探せないコンテンツ、探しにくいコンテンツは使えない
これはコンテンツ自身の問題というよりも、主にサイト全体の設計やデザイン、機能の問題である場合が多いですね。コンテンツのカテゴリー分けやタグ付け、タイトルなどが、コンテンツ内容やユーザーの課題を正しく反映していない場合に発生します。主にカテゴリーなどが提供者側(自分)の視点になっている場合に生じます。もう一度今のカテゴリーやタグが「ユーザー視点」になっているかどうか確認してください。
●読んで理解できないコンテンツは使えない
「読んで理解できないコンテンツなど作る訳がない」と思っておられる方も多いかも知れません。しかし本当にそうですか? ユーザーの方に聞いてみましたか? そこはテキストではなく図やイラスト、動画で説明した方が良い箇所はないですか。普段自分たちが何気なく使っている社内用語や専門用語を使ってしまっていませんか。内容に自信があるコンテンツほどこの傾向が強いので要注意です。
●ユーザーの問題解決の手順に沿っていないコンテンツは使えない
ハウツー系のコンテンツに良くある傾向です。例えば何かの作業手順をガイドするコンテンツの場合。実際の手順と微妙にずれていたり、次は何をやればいいのかなどの各作業のつながりが分かりにくくなっており、ユーザーを惑わすケースが案外多いものです。実際にユーザーが行う作業ややり方を検証してみた上でコンテンツ全体の流れを再確認しましょう。また分かりやすいと思ってメニューを使って細分化されているケースも、逐一メニューをクリックしなければならないので、やり過ぎには注意です。