【記事制作のコツ講座】 ドラフト書いたら一晩寝かせるべし。
記事を制作する上で、「チェック」という作業は絶対的に必要です。筆が走り、一気に書き上げた記事だとしても、抜け漏れ・文脈のおかしさ・誤字脱字は隠れて存在しています。しかし、原稿を書いてからすぐに見直すと、書いた内容が頭に入っており、あまり意味がありません。
どのようにチェックを行なっていくのが効果的・効率的なのでしょうか。
■理想は執筆とチェックの機能の分割化
ビジネスにおけるどのような活動でも、「チーム内チェック」「上長のチェック」は存在します。
つまり他己評価ですね。どれだけ筆が走ったとしても、書き上げた原稿の誤字脱字・文脈の不自然さ・ロジックの筋が絶対に間違っていないという保証はありません。それを他者にチェックしてもらうと状況はクリアににあります。いわば主観の客観化です。
しかし、時間が惜しいコンテンツマーケティングの運用において、常に他者のチェック機能を経由できるとは限りません。個人で完結する場合、どのような方法で行なうのがよいでしょうか。
■記事のチェックは一晩寝かせることから。
先に述べたとおり、書き上げた後に原稿を見直すと、頭の中で補完されてしまうため見直しになりません。必要なのは、脳内をリセットして、客観的に原稿を見ること。手っ取り早いのは一晩寝かせて翌日にチェックすることです。
概ね、一晩寝かせれば思考回路はリセットするので、原稿に対して客観的な判断が下せるはずです。
■チェックすべきは脳内イメージと具体記事とのギャップ
チェックを進める上で、誤字脱字などの確認は大前提に、一番見なければ行けないのは、書いている時の脳内イメージと実際の原稿がニアリーかどうか、文脈が整っているかどうか。伝えたかったことがしっかり記事に落ちているか、寄り道や脱線、主語の置き換えなど、混乱を招くような記述になっていないかをしっかりチェックすることが重要です。思考が残っていると補完されてしまうため見つけられないのですが、一晩寝かせれば、「そんなこと考えていたな」と客観視が出来るので発見が容易になります。
文章の不自然さは、他人が見るとすぐにわかります。文章力も、その原稿の質で見抜けてしまうものです。
煮込み系の料理だったら一晩熟成させて、味がぐっとしまったものになりますよね。記事も同じです。じっくり一晩寝かせての原稿作り実践してみてくださいね。