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コンテンツマーケティング

コンテンツマーケティングの目的と課題

日々、コンテンツマーケティングに関する調査データを探していても、参考になる資料に出会うことは少ないのですが、Content Marketing Instituteに興味深い調査データがありましたのでご紹介します。

2014 B2B Content Marketing Research

コンテンツマーケティングの目的
・ブランド認知 82%
・見込み客の獲得 74%
・顧客獲得 71%
・ソートリーダーシップ 68%
・エンゲージ 64%

コンテンツマーケティング成功の判断基準
・ウェブサイトへの流入 63%
・セールスリードの数 54%
・ソーシャルメディアでのシェア 50%
・セールスリードの質 48%
・SEOの順位 44%

想定内の調査結果ではあるのですが、目的や成功の判断基準としては上記のような指標が上位をしめているようです。目的や判断基準の比率を見る限り、コンテンツ,ソーシャルメディア,SEOのバランスや戦略を重視していることが読み取れます。

また、先日発売された「~編集者のように考えよう~ コンテンツマーケティング27の極意」の中でも日本語に翻訳された調査データが紹介されています。

本書は海外でのコンテンツマーケティング事例を数多く取り扱っており、コンテンツマーケティングの事例やコンテンツ制作に興味のある方には大変参考になる書籍だと思います。ただ、2011年に執筆されたようなので、調査データ等には若干のタイムラグがありますが、これからコンテンツマーケティングの導入を検討されている方には特におすすめします。

本書の中で、「コンテンツマーケティングでマーケターが直面する問題」としてコンテンツの作成、時間、質に関する課題が上位をしめているのですが、
・効果測定が困難 36.5%
という興味深い調査データがありました。

上記資料を見るかぎり、目的や判断基準は明確なものの、効果測定に関してはあまり明確ではないという状況のようです。
先日の記事でもコンテンツの分析手法について取り上げましたが、コンテンツマーケティングの効果測定は現状、多くのマーケターが複数のツールを使い分けながら試行錯誤しているのではないでしょうか。

コンテンツマーケティングの効果測定については確立している分野ではないので、弊社も試行錯誤しているところです。また新たな手法や情報がありましたら、こちらでご紹介させていただきます。

参考文献
「~編集者のように考えよう~ コンテンツマーケティング27の極意」
2014 B2B Content Marketing Research