知っておくと便利!コンテンツの種類と使い分け方
コンテンツマーケティングをおこなう上で、コンテンツの種類と使い分けは非常に重要です。今回は、どのようなコンテンツがユーザーの心を動かすのか?を考える際の目安となるコンテンツの種類と特徴について解説します。
■ブログ
コンテンツマーケティングをはじめて実践する方に向いているのがブログです。ブログはお知らせやイベント告知、新しいコンテンツをシェアするのに非常に優れています。また、何か決まりきった”型”があるわけではないので、反応を見ながら力を入れるコンテンツ内容を決める、といった実験的な使い方もできます。
注意事項としてはブログの更新頻度が落ちると、良いコンテンツを作ってもアクセスするユーザーが減ってしまうため、更新頻度を一定に保つ継続性が求められます。
■動画
動画の作成は品質や時間を考えると作成コストが大きな投資になるかもしれません。しかし、テキストだけのコンテンツに比べて短時間で多くの情報をユーザーに伝えることができます。
さらに実際にユーザーのデモンストレーションを見たいという要望に応えることができます。その他にもブランディングの向上や製品デモ、カスタマーレビュー、ユーザーを楽しませるなど様々な用途に対応したコンテンツを作ることができますので、是非とも実践してみてください。
■ホワイトペーパー
ホワイトペーパーとは企業が発行する報告書のようなもので、先に挙げた2種類のコンテンツと違って自社の信頼性を高めるために公開することが多いコンテンツです。
デザインなどはそこまで重視されませんが、教育的な要素をふんだんに盛り込んだり、信頼性をより高めるために第三者機関の調査結果を引用するなどの工夫が必要となります。
■インフォグラフィック
インフォグラフィックとは情報やデータを視覚的に表現したもので、画像やテキストなどを組み合わせて1枚の大きな図のような形式で公開されることが多いコンテンツです。
自社サービスの成長過程を表現したり、業界トレンドや市場予測などの推移を表現したい場合に、チャートやグラフなどを使って直感的に伝えることができるので、コンテンツマーケティングにおいては有効な手段です。
■ケーススタディ
多くの場合、ユーザーにとって一番説得力のあるコンテンツはケーススタディ(事例)になります。ケーススタディは以前からコンテンツとして高く評価されてきましたが、今でも十分に効果的なコンテンツです。
そのためにはツールやサービスの詳細をただ掲載するのではなく、以下のような情報を記載しておくことが重要です。
・定量的な結果:(例)売上50%増加、コスト20%削減
・定性的な結果:(例)多くのお客様に喜ばれた
・意思決定をした際の判断基準
・当時の悩み・課題
上記のコンテンツの特性に更に「コンテンツを消費するのにかかる労力」を掛け合わせます。
例えば、
・気軽に読めるコンテンツ
⇒ブログ・動画
・腰を据えて読むコンテンツ
⇒ホワイトペーパー・インフォグラフィック
・中間のコンテンツ
⇒ケーススタディ
このように分類すると、購買までの距離が遠い人(すぐに購買に至らない人)に対しては気軽に読めるブログや動画を訴求し、購買までの距離が近い人(すぐに購買に至りそうな人)に対してはホワイトペーパーやインフォグラフィックで購入前の懸念材料を払拭するといったように、ユーザーの購入までの距離感とコンテンツの特性を考えることで、ユーザーの心を動かすコンテンツの使い分けができるようになります。