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繰り返しシェアされるWEBムービーの「鉄板」テクニックとは?

最近ではさまざまな企業がWEBムービーを利用して、サービスや商品のプロモーションに活用していますが、単に自社のサイトにアップするだけではなく、インターネット上で拡散されることを狙ったWEBムービー作りには、コツがあります。

そんなの、コンテンツそのものが面白いかどうかでしょう!」と多くの人にツッコまれそうですが、コンテンツの面白さは主観的なものであり、それだけでは要件としてはまだ5割程度です。残りの5割は、「シェアされるための導線が引かれていること」。

これが、WEBムービーのコンテンツが拡散される上で重要なポイントになってくるのです。

WEBムービーの拡散には、2つのフェーズがあります。
・フェーズ1:コンテンツに魅力を感じて接触する
・フェーズ2: 魅力を感じたコンテンツをシェアする

フェーズ1はコンテンツそのものを魅力的に作ることで解決します(実際にはここが一番難しいはずです)。その上で、フェーズ2の部分をクリアするには、ムービーに接触した人が「どんなコメントと共にシェアするか」という設計がなされることが重要になってきます。

例えば、SNSに投稿されるときには何と紹介されるのか。コンテンツの制作者として、「見ている人に、こんな感じで紹介して欲しいな」という意図を随所に散りばめることで、前向きにシェアをしてもらえるようなコンテンツを作ることができます。

ひとつ事例を挙げてみます。
サントリー公式チャンネル:「忍者女子高生

2014年に公開されて以来、770万回以上の再生数で大きなバズを生み出した「忍者女子高生」という動画。この映像で使われているテクニックについて考えてみます。

この動画には、数々の「拡散の要素」が含まれており、例えば「女子高生×スゴワザ」というYouTube人気ムービーのお手本のような骨組みや、さらに、すでに海外のYouTubeで話題になっているパルクール(特別な道具を使うことなく走る・跳ぶ・登るなどの動作で行う移動術)を取り入れ、いかにも企業の動画ではなくスマホで撮影したかのような「生」っぽい素人演出を加えたりと素晴らしいコンンテンツなのですが、今回注目するのは、ここに「忍者」という言葉を当てたことです。

これによりムービーを見た人は、SNSやBLOGなどに「女子高生すごい!」というだけでなく、「この女子高生が本当に忍者みたい」、「忍者出現!?」、「これはまぎれもなく忍者」、「忍者すぎる女子高生」などと、「忍者」というキーワードを中心に話をすることができます。

WEBムービーがインターネット上で拡散されることを狙う場合は、視聴者が見て楽しめ、マーケティング上の課題も解決できるコンテンツ作りをしながら、「ユーザーがこのムービーをシェアするときにはどんな言葉で拡散するだろう」という視点でチューニングするテクニックを覚えておくと、よりヒットの「打率」が高まるはずです。

ぜひ参考にしてみてください。
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