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ソーシャルメディア

ファッションブランドのInstagram

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フォーエバー21では99.4%のエンゲージメントをInstagramから得ている

ファッション・ブランドによってソーシャルメディアの戦略は異なりますが、どの企業にも共通しているのは、Instagramが最も高いエンゲージメントを獲得している点です。先進的な企業はInstagramで13~18%のエンゲージメント率を得ているのに対し、Facebookでは1.2~2.2%となっています。ファッション・ブランドにとってInstagramは消費者から投稿を集め、フォロワーに関する洞察を深める場所なのです。シンガポールのWebメディアMarketing Interactiveは、ファッション・ブランドのInstagram活用について解説しています。

フォーエバー 21では主要SNSに投稿しており、Facebookで35.1%、Twitterに27.2%、そしてInstagramに37.8%の内訳です。一方で、エンゲージメントではおよそ99.4%がInstagramから得られています。エンゲージメントの観点では、Instagramが遥かに重要なソーシャルメディアとなったのです。

74%の消費者は、購入したものを人に伝えるためにソーシャルメディアを利用する

74%の消費者は買い物したことを人に伝えるためにソーシャルメディアを開くという調査があります。特にアジアの消費者は、ファッションに関するSNS上の議論のうち、買ったものについて56.4%、価格について30.8%、そして、サイズについて12.8%という調査結果が得られました。全世界で分析すると、なんと94.9%が購入したものに関して話題に挙げているのです。
消費者からのブランド認知や愛着を深めるには、ソーシャルメディア上での存在感を高めなければいけません。ブランドへの愛着はエンゲージメント率に左右されるため、マーケティング担当者は、消費者の行動やブランド認知に関するトレンドを分析し、意味のあるコンテンツ戦略を考案する必要があります。

成長するファッション・ブランドはユーザーの意図や動機を深く理解している

ソーシャルメディア分析プラットフォームDigimindの本部長Stephen Daleは、ファッション・ブランドが最新の流行についていくために、消費者が購入に至った動機を分析しなければならないと主張します。ファスト・ファッションの隆盛は、ターゲットとする顧客が欲しているものを十分に理解し、それを反映する製品開発とマーケティングを実施しているからです。

まとめ

ユニクロやザラ、フォーエバー21といったファッション・ブランドは、消費者が購入する意図や行動をよく理解しています。そして、Instagramを活用し、ブランド認知を高め、売り上げを伸ばすために洞察を深めているのです。
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参考資料
http://www.marketing-interactive.com/fashion-brands-forget-facebook-head-to-instagram/
著者:Takayuki Sato