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コンテンツマーケティング

検索に力を入れるPinterest

Pinterestでは毎月20億回の検索が実行されています。自分の興味や嗜好に合った形で知的好奇心を満たしてくる画像を人々は欲しているのでしょう。PinterestはEコマースの分野で期待されたほどの成果を残していませんが、検索機能の充実により、成果を上げるようになるかもしれません。

Pinterestはアイデア検索と呼ばれる推薦機能を開発しています。検索窓に始めの数文字を入力するだけで、関連するコンテンツの一覧が推薦されるので、少ないクリック数で求める結果まで辿り着けるのがメリットです。推薦機能は、人力でのコンテンツ分析と、ユーザーが過去に行った検索履歴から次にクリックしそうなコンテンツを選択するアルゴリズムの組み合わせで構成されています。

以前から知られている機能として検索ガイドが挙げられます。閲覧しているアイデアと関連するアイデアが複数提示され、ユーザーはクリック一つで異なるコンテンツを見つけられる機能です。検索機能を使わなくても求める情報に辿り着けるため、高度なパーソナライゼーションを実現します。

高度な画像検索にも注目が集まっています。例えば、リビングの画像を閲覧しているとしましょう。リビングの中にある照明が気になった場合、ユーザーはその照明を拡大するだけで、その照明に似た画像の検索結果が提示されます。特定の商品を探しているユーザーにとって便利なのはもちろん、それらの商品を販売する企業にとっても新たな販促チャネルとして有効です。

その他にもPinterestの挑戦は広がっています。モバイル端末のカメラを利用して、カメラに写ったものに関連する商品を推薦する機能が発表されました。また、Foursquareの位置情報サービスと組み合わせて、地域限定の検索結果を提供する機能も開発しています。これらの検索機能によってEコマースを充実させ、収益化を図るのがPinterestの戦略です。ユーザー、広告出稿者、小売業者にとってPinterestの可能性を検証する時期がやってきたと言えるでしょう。

参考資料(https://searchenginewatch.com/2016/07/08/six-ways-pinterest-is-becoming-serious-about-visual-search/)