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Facebookメッセンジャーでできるマーケティング

Facebookメッセンジャーのアプリ内広告は2016年11月に米国で導入されました。10億人以上が使用するFacebookメッセンジャーは友人や同僚とつながるために便利なアプリであり、企業にとっても広告を通してユーザーとの結びつきを強める可能性があります。広告は単に見栄えの変化があるだけではなく、全く新しいマーケティングチャネルになると考えられています。Social Media ExaminerではFacebookメッセンジャーを使ったマーケティング活動について解説されました。

Facebookメッセンジャーの広告は2種類あります。一つは「デスティネーション広告」と呼ばれ、Facebookのニュースフィードに表示した広告をクリックすると、企業のWebサイトではなく、企業のFacebookメッセンジャー・アカウントへと誘導する仕組みです。カスタムオーディエンス機能などで絞り込んだ特定の顧客層に広告を出稿すれば、すぐに会話が始められるというデスティネーション広告の力が発揮できるでしょう。

もう一つの広告タイプは「スポンサード・メッセージ」です。Eメールを送るのと同様、特定のユーザーに対し企業から直接メッセージを送信できます。全てのユーザーに送信できるわけではなく、これまでに企業ページへメッセージした履歴のあるユーザーに限られるため、迷惑メールのように無限にメッセージを送れるわけではありません。

デスティネーション広告は、従来の広告とは異なり、企業とユーザーが会話を始めるきっかけとなります。企業は顧客が抱える質問に答えたり、業界レポートを共有したりして、ユーザーにとって価値ある情報を提供しなければなりません。営業担当者がメッセンジャー上でチャットを行うのならば、ユーザーの不安や疑問を解消し、売り上げにつなげることもできるでしょう。通常のFacebook広告と同様に、デスティネーション広告はクリック課金なので、広告を出稿するコストも同程度となると考えられます。

さらに、一度会話を行ったユーザーに対してはスポンサードメッセージが送信できるので、時間がたってからのフォローが可能です。リンクや画像、テキストを含めてパーソナライズしたメッセージを行い、親密な関係性を保つようにすると、スポンサードメッセージへの反応も良くなるでしょう。
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参考資料

Facebook Messenger Marketing: What Marketers Need to Know


著者:Takayuki Sato