Facebookが広告管理のスマホアプリを公開
Facebookは先月、スマートフォン向けに広告管理アプリの提供を開始しました。
このアプリでは、広告の予算・スケジュール管理はもちろん簡単な効果測定もできるようになるようです。
FacebookをはじめTwitterやLinkedInなど、大手ソーシャルメディアのユーザー数に従来ほどの伸びが見られなくなったことで、ソーシャルメディア関連の市場も落ち着いてきたように感じるかもしれませんが、ソーシャルメディアの広告市場は高い成長を続けています。
昨年、全体的に低成長だったと言われる米国広告市場においてもソーシャルメディア広告は前年比57%と増加しています。特にFacebookに関しては2014年の第2四半期に「すべてのオンライン広告の成長のうち52%をFacebook広告が占めた」というような報道もあったほどで、直近の決算情報などからも広告が好調に推移していることが伺えます。
実際、Facebookによると、同社の有料広告に出稿する企業は1年半で倍増しているようですが、興味深いのはそのうちの半分以上が中小企業であることです。
ウェブマーケティングに関するアンケート調査などでは、担当者が感じている課題として「リソース不足」が挙げられることが多いですが、特に中小企業のウェブマーケティング担当者は広告管理以外にも多様な業務を兼務していることが多く、Facebook広告を管理するためにデスクに座っていられない状況も多いと考えられます。
そうした背景もあってか、外出先からいつでもどこでもスマートフォンで広告を管理したいという要望を受け、昨年の夏には広告管理のモバイルサイトを公開しましたが、さらに利便性を高めるため、スマートフォン向けのアプリ開発に至ったようです。
<スマホアプリの広告管理機能>
・広告の新規作成
・広告の編集
・広告の予算やスケジュールの管理
・広告の効果測定
今回ご紹介した広告管理アプリは日本では3月下旬に公開が予定されており、近々発表されるのではないかと思われますので、Facebook広告を利用している方は試してみてはいかがでしょうか。