Instagramマーケティングに関して学ぶべき海外事例
米国企業の71%がInstagramを活用し、ビジネス拡大を狙っている
Instagramでは、多くの企業が魅力的なコンテンツを投稿し、ユーザーとのエンゲージメントを高めています。米国では実に71%の企業がInstagramを利用している程です。InstagramライブやInstagramストーリーを活用する独自の方法を見つけた企業は、Webサイトへのトラフィックを大幅に増加し、顧客獲得に役立てています。ブランディング戦略の専門家Nidhiが、創造的な手法でInstagramマーケティングを実行し、大きな成功を収めた事例を紹介しました。
スターバックスの赤いカップ・コンテストは投稿と商品の売り上げを同時に伸ばした
スターバックスはクリスマス限定で赤いカップを提供していますが、その赤いカップを写真に収めた投稿でコンテストを実施しました。4日間のコンテスト期間に#RedCupContestのハッシュタグをつけた投稿の中から、優れたものに500ドル相当のギフトが贈られます。コンテストは、その企業のファンが積極的に参加できるイベントです。Instagramでの投稿を促進すると同時に、赤いカップを投稿したいフォロワーによって、商品の売り上げも増加する仕掛けになっています。
アディダスのインフルエンサー・キャンペーンは7万回以上のコメントを集めた
アディダスは、インフルエンサーと協力し、Neoシリーズの商品を紹介するキャンペーンを実施しました。有名人の影響力を借りて、商品のイメージを視覚的にアピールする企画です。1万2000回の投稿に7万回以上のコメントが寄せられ、大きな「バズ」を生み出しました。消費者の盛り上がりが、企業との感情レベルでの結びつきへとつながっていきます。
景品を伴うハッシュタグ・キャンペーンで2万人のフォロワーを増やした小売企業
カナダでスポーツ用品のネット販売を行うRyuは、#WhatsInYourBag(カバンの中身は何?)というキャンペーンを行いました。スポーツバッグの中に入ったスポーツ用品を紹介する写真を投稿するようフォロワーに促し、そのハッシュタグをつけた投稿の中から景品を贈る施策です。Instagramストーリーでも展開した同キャンペーンは多くのユーザーへリーチしました。2万人以上のフォロワーを増加させたこの企画は、景品の効果の高さを物語っています。
まとめ
ユーザーの投稿を促すキャンペーンや、インフルエンサーとの協業、景品を贈るコンテストなど、フォロワーとのエンゲージメントを高めた事例は沢山あります。Instagram上での競争が激しい昨今、創造的で多様なアイデアがキャンペーンの成功に欠かせないものになりました。自社やターゲットとする顧客層に対して最適な施策は何か、自らで限界を決めずに、ゼロから考えてみてはいかがでしょうか。
参考資料