インスタグラムは認知広告?KPIをどのように決めるべき?
インスタグラムでプロモーションを行うと、KPIをどのように決定すべきという壁にぶつかる担当者も決して少なくないはず。この記事ではインスタグラムにおけるKPIの設定方法について解説します。
なぜインスタグラムは認知広告になってしまうのか?
インスタグラムのアカウントないしは広告をプロモーションとして活用することを考えた時に、本来であれば計測可能な数値目標を立てるべきですが、インスタグラムは認知広告という認識で運用している方も少なくないと思います。なぜ、認知広告という位置づけになってしまうのでしょうか?その原因は以下の2つに集約されると思います。
・他のSNSより、ビジネス臭が少ないSNSだから
インスタグラムがTwitterとFacebookと一線を画しているところは、画像がメインでサービスページへのURLをTOPにしか貼れないことです。これがビジネス臭をなくし、純粋なコミュニケーションを楽しむためのSNSであることを維持しています。
・数値目標を立てにくい
上記のようにビジネス臭が少ないSNSであることから、TwitterやFacebookと同様なプロモーションの仕方では露骨な宣伝と思われかねません。そのため、インスタグラムは具体的な数値目標を立てにくく、成果広告というよりは認知広告として位置づける担当者も少なくありません。
インスタグラムではKPIをどのように設定すべき?
インスタグラムも、他のSNS同様にまずはフォロワーを増やし、アカウントの規模を拡大することが大切です。いくら投稿数が多くても、それに対し、いいねが少ない、フォロワーが増えないのでは広がりにも限界があります。最初の段階で、いいね数、ブランドハッシュタグの投稿数など、細かい指標を見ることも大切ですが、ある閾値を超えないと検証自体が意味を成しません。その閾値というのがフォロワー数2000〜3000人規模です。フォロワー数が増えるまでは、KPIの指標は「フォロワー数」「フォロワー数に対してのいいねの割合」で十分かと思われます。アカウントの規模が大きくなってきたら、ブランドハッシュタグ、URLへの流入数などを見ていきましょう。
他のSNSよりも育成に時間がかかる
認知広告として扱われることが多いのは、他のSNSに比べ、育成に時間がかかるためでしょう。サイトへの流入がしづらいため、他のSNSに紐付いて相乗的に拡散を狙うことも難しくなります。日々の積み上げの中で、地道にファンを作っていくことがインスタグラムでは重要です。